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王羲之の楷書作品【小楷】を紹介/「楽毅論」「黄庭経」「東方朔画賛」

2025 4/12
中国の法帖
2025年4月12日

王羲之おうぎしは衛夫人と叔父の王廙おうよくに書を学びましたが、2人とも鍾繇しょうようの楷書を習った書家です。

このことからいえば、王羲之おうぎしの楷書は鍾繇しょうようをもとにしており、「鍾派」に属するのです。

王羲之が生きた東晋とうしん時代のすぐあと、南朝なんちょう時代においても王羲之の筆跡は尊重され、王羲之の楷書作品は十数編ありましたが、そのほとんどが先人の文章を抄写したものでした。

唐とう時代には「楽毅論がっきろん」「黄庭経こうていきょう」「東方朔画賛とうほうさくがさん」の3つの小楷がもっとも有名で、現在ではその刻本が伝わっています。

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目次
  1. 楽毅論
  2. 黄庭経
    1. 黄庭経の真跡ははやくになくなっていた
  3. 東方朔画賛
  4. 王羲之と鍾繇の違い

楽毅論

王羲之「楽毅論」 越州石氏本
王羲之「楽毅論」 越州石氏本

楽毅論がっきろんは、魏ぎの夏侯玄かこうげん(字は秦初)が作った文章で、戦国時代の燕えん国の名勝であった楽毅がくきの戦功を称えたものです。

言い伝えによると、王羲之はこれを自分の子供の「官奴かんど」の手習いのために書いたとされます。

しかし、この「官奴」が王義之の何番目の子供なのかははっきりせず、いまでも謎となっています。(『宣和書譜』巻16に官奴は王献之おうけんしの幼名と書かれているが、異説もある)

南朝・陳ちんの時代には、王羲之の7世の孫にあたる智永ちえいが楽器論がっきろんを見て「正書の第一」と称賛しました。

智永はまた、梁時代にはすでに摸本は流布していたと述べています。

唐時代の褚遂良ちょすいりょうは宮廷に収蔵されている王羲之の墨跡を鑑定し、収蔵品の中で楽器論を真跡と認定しています。

唐の太宗は弘文館の搨書手とうしょしゅ(書跡の複製をつくる職人)である馮承素ふうしょうそに命じて6本の複製をつくらせ、長孫無忌ちょうそんむき、房玄齢ぼうげんれい、高士廉こうしれん、侯君集こうくんしゅう、魏徴ぎちょう、楊師道ようしどうの6人の重臣に与えました。

楽器論がっきろんの刻本は数多く伝わっていますが、南宋時代につくられた「越州石氏本えっしゅうせきしぼん」が有名です。

黄庭経

王羲之「黄庭経」 潁上本
王羲之「黄庭経」 潁上本

黄庭経こうていきょうは、魏・晋時代に流行した心身の養成法を説く道教の経典です。

王氏一族は代々道教を信奉していました。

王羲之は好んで丹楽を服用し、官を退職した後は浙東の名山に遊び、薬石を採集したといいます。

黄庭経の真跡ははやくになくなっていた

梁りょう時代の道士、陶弘景とうこうけいは書家としても知られ、王羲之の書について深い知識をもっていました。

そんな彼が武帝に黄庭経の真跡が宮中に収蔵されているかどうか尋ねています。

当時すでにその真跡がどこにあるのか分からなくなっていたのです。

台北故宮博物院に所蔵されている墨跡本の黄庭経こうていきょうは硬黄紙こうこうしに書かれた臨本です。

多くの刻本があるなかで「潁上本えいじょうぼん」は褚遂良ちょすいりょうの時代の摸本にもとづくものといわれます。

東方朔画賛

王羲之「東方朔画賛」 越州石氏本
王羲之「東方朔画賛」 越州石氏本

東方朔画賛とうほうさくがさんは、西晋せいしん時代の名士、夏侯湛かこうたんが撰した文章です。

前半は序文、後半は4字を1句とする賛語から成ります。

東方朔とうほうさくという人は、漢かんの武帝ぶていの側近としてユーモアによって武帝を諫いさめたひとです。

後世、彼は「道徳は潔くして言動は汚く、内面は清らかにして外面は濁っていた」といわれています。

唐とう・宋そう時代の宮廷には東方朔画賛とうほうさくがさんの墨跡が所蔵されていましたが、その後は刻本のみが伝わっています。

なかでも定評のある「越州石氏本えっしゅうせきしぼん」は筆画がよく引き締まり、字形はやや傾いています。

王羲之と鍾繇の違い

王羲之と鍾繇しょうようの楷書には大きな違いがあります。

鍾繇しょうようの楷書の筆画には隷書の用筆からくる、ひつがえるような用筆があります。字形は横に長く縦に短い扁平な字形をしています。

王羲之の楷書はそのような筆づかいは少なく、進行方向に向かってまっすぐ運筆し、縦長の字形をしています。

鍾繇しょうようと王羲之とでは筆づかいや字形がおおきく違うのです。

こうして両方の楷書を比べてみると、王羲之の楷書のスタイルは新しく、華麗で力強くみえます。

鍾繇しょうようが生きていた初期の楷書に残る隷書の雰囲気を取り除き、楷書の書法を近代の書体の段階に押し上げたということができるでしょう。

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