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  4. 蘇軾の黄州寒食詩巻の内容・特徴を解説:釈文も記載

蘇軾の黄州寒食詩巻の内容・特徴を解説:釈文も記載

2025 4/12
中国の法帖 行書
2025年4月12日
蘇軾の作品「黄州寒食巻」
蘇軾「黄州寒食巻」

この記事では、蘇軾そしょくの代表作である黄州寒食詩巻こうしゅうかんしょくしかんの内容・特徴を解説していきます。

また、釈文も記載しました。

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目次
  1. 黄州寒食詩巻の基本情報
  2. 州寒食詩巻の内容
  3. 州寒食詩巻の特徴
  4. 州寒食詩巻の釈文
    1. 州寒食詩巻の原文
    2. 州寒食詩巻の口語訳

黄州寒食詩巻の基本情報

蘇軾の作品「黄州寒食詩巻」
蘇軾の黄州寒食詩巻#1(クリックで高画質表示)

作者:蘇軾 

時代:元豊5年(1082)

紙本 33.5×118.0cm 

台北・故宮博物館蔵

州寒食詩巻の内容

蘇軾の作品「黄州寒食詩巻」
蘇軾の黄州寒食詩巻#2(クリックで高画質表示)

元豊げんほう5年(1082)の春、蘇軾は左遷されている黄州(湖北)において寒食の季節を迎え、冷たく寂しい雨がおもいをよせて作った五言詩二首の草稿です。

蘇軾の作品の中でも最もすぐれた作品と言われています。

この詩巻は蘇軾にとってもっとも身近な黄庭堅こうていけんが跋文ばつぶん(書物の終りにその来歴や編著の感想・次第などを書き記す短文。あとがき。)を加えて、「蘇軾がもう1度書いたとしても、これ以上のものはできないだろう」と、蘇軾の会心の作品であることを認めています。

落款らっかんが書かれていませんが、これは元豊2年(1079)に新法党を悪く言った詩を書いたことが罪に問われ、左遷されてからのものなので、名前を書くことを避けたということです。

また、詩の最後に余白がかなり多く残されています。
これは、蘇軾が知人の孫子思そんししに与えた書簡に、

「かれが普段書をかくときは、その末尾に余白を残して、500年あとの人の跋文に備えるのである。」

と言っているところから考えて、この場合もおそらくそういう理由でこのようにしていると思われます。

州寒食詩巻の特徴

蘇軾の作品「黄州寒食詩巻」
蘇軾の黄州寒食詩巻#3(クリックで高画質表示)

蘇軾は若いころは王羲之の字を学び、中年になって顔真卿の字を学んだと言われています。

巻の末尾に書かれた黄庭堅の跋文ばつぶんに、「この書は顔真卿、楊凝式、李建中の筆意を兼ねている」とあります。

本文全体的に見て、用筆は太くたくましくて、字の形は左右の一方が空間が多くて、もう一方が密になっています。

行間の間隔は気の向くままに書かれていて、心地よい抑揚よくようや絶妙な間まがありあす。

書き始めはややおとなしいですが、書き進むにつれて感情豊かに、リズムに乗って筆が動いています。

州寒食詩巻の釈文

蘇軾の黄州寒食詩巻#4
蘇軾の黄州寒食詩巻#4(クリックで高画質表示)

州寒食詩巻の原文

自我來黄州 已過三寒食 年年欲惜春 春去不容惜 今年又苦雨 兩月秋蕭瑟 臥聞海棠花 泥汚燕支雪 闇中偷負去 夜半眞有力 何殊病少年 病起頭已白

春江欲入戶 雨勢來不已 小屋如漁舟 濛濛水雲裏 空庖煮寒菜 破竈燒濕葦 那知是寒食 但見烏銜帋 君門深九重 墳墓在萬里 也擬哭塗窮 死灰吹不起

右黄州寒食二首

東坡此詩似李太白。猶恐太白有未到處。此書兼顏魯公楊少師李西臺筆意。試使東坡復爲之。未必及此。它日東坡或見此書。應笑我。於無佛處稱尊也。

州寒食詩巻の口語訳

私が黄州にやってきてから、もう3回の寒蜀が過ぎた。年々、春をいとおしむ気持ちはあっても、春は過ぎ去っていき、惜しむゆとりもない。今年はその上、雨にも苦しめられ、2月は秋のようにわびしかった。横たわって海棠かいどうの花のかおりを聞き、臙脂色えんじいろの花びらもむなしく泥にまみれる様を思いやった。暗闇にまぎれてこっそりと背負ってい逃げるのは、夜半にこそ力がある。それは病気の若者が、起き上がってみると、すっかり白髪しらがになっていたのと、どうして異なろうか。

春の長江は水かさを増して戸口に迫せまり、雨の勢いはおさまりそうにない。このちっぽけな住まいは漁舟にも似て、暗くたちこめる水と雲のなか。人気ひとけのない台所で粗末な野菜を煮ようと、壊れかけたかまどに湿った葦よしの葉をくべる。寒食の日だとは知らなかった、ふと見れば鳥が紙銭しせんをくわえて飛んでいる。天子のいますところ、宮門は九重あってあまりに深く、郷里のお墓は万里のかなた。行きづまって道なきを慟哭どうこくしようにも、冷えきった灰は吹いても燃えたたぬ。

右、黄州寒食二首

蘇東坡(蘇軾)のこの詩は李太白(李白)に似ているが、太白もこの境地にまでは至っていないのではないかとさえ思われる。この書は、顏魯公(顔真卿)、楊少師(楊凝式)、李西台(李建中)の筆意を兼備しており、東坡にもう一度これを書かせてみても、これほどの出来ばえになるとは限るまい。いつの日か、東坡がこの跋を見たならば、きっと私を笑うに違いない。仏のいないところで尊者を標榜ひょうぼうしていると。

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