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日本の書流の流れについて解説【世尊時流・法性寺流・青蓮院流】

2025 4/12
書家 日本の書家 行書
2025年4月12日

日本の書流文化の原点は平安初期に活躍した空海くうかいです。

空海は中国(唐)に渡って、中国の書風を日本に持ち帰りました。

その空海が持ち帰った中国の書風を三筆さんぴつ(空海くうかい・嵯峨天皇さがてんのう・橘逸勢たちばなのはやなり)が日本に広め、やがて遣唐使の廃止により中国文化の影響が弱まり、日本独自の文化が発展した時代になると三跡さんせき(小野道風おののとうふう・藤原佐理ふじわらのすけまさ・藤原行成ふじわらのゆきなり)が日本独自の書風を完成させました。

「〇〇流」という流派書道は三跡さんせきの1人、藤原行成ふじわらのゆきなりの影響によってはじまりました。

今回は藤原行成ふじわらのゆきなりによってはじまった世尊寺流せそんじりゅう、そのつぎの書風の転換期、藤原忠通ふじわらのただみちからはじまった法性寺流ほっしょうじりゅう、江戸時代まで影響を拡大し続けた尊円法親王そんえんほうしんのうによる青蓮院流しょうれんいんりゅうについて紹介していきます。

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目次
  1. 書流とは
  2. 藤原行成からはじまった世尊時流
  3. 藤原忠通からはじまった法性寺流
  4. 尊円法親王による青蓮院流

書流とは

書流略系図
書流略系図 ※クリックで拡大

書流しょりゅうとは、和様書の流派の総称をさします。
日本書道史上の能書家が筆法の「型」をつくりだし、その「型」が書流として受け継がれていきました。
したがって、中国の書道の歴史上に書流という概念はありません。

和様書は、平安時代中期に活躍した藤原行成ふじわらのゆきなりを祖とする世尊寺流せそんじりゅうからはじまり、脈流のように分派して多くの流派が誕生しました。

数多くある流派のなかでも代表的なもの3つを紹介します。

  • 世尊時流
  • 法性寺流
  • 青蓮院流

藤原行成からはじまった世尊時流

小野道風おののとうふう(894~966)の時代に始まった和様の書は、その後、藤原佐理ふじわらのすけまさ(944~998)をはじめとした人々によって洗練が重ねられ、藤原行成ふじわらのゆきなり(972~1027)になって和様書道は完成しました。

それ以降、藤原行成ふじわらのゆきなりの家系は宮廷書壇の中心として活躍していきました。

平安時代においては、歴代の秘事ひじをうけ伝えていきながらも、個性豊かな書風が展開されました。

この藤原行成ふいわらのゆきなりからはじまった何代にも続く書流のことを「世尊寺流せそんじりゅう」といいます。

世尊寺流せそんじりゅうについては以下の記事で詳しく紹介しています。↓

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世尊寺流(せそんじりゅう)について詳しく解説【書風・特徴】 世尊寺流(せそんじりゅう)とは 世尊寺流を祖とする和様書道の流派の1つです。後世の数多くの書流の源流に位置しています。 藤原行成が建立した世尊寺という寺院と、…

藤原忠通からはじまった法性寺流

入木抄
入木抄 ※左半分2行目から日本の書風の変遷が書かれている

平安末期は鎌倉時代への転換期であり、政治の上で大きな変化があり、それが文化の面でもおおきな影響をもたらしました。

書の流れにおいても、尊円法親王そんえんほうしんのうが書いた『入木抄じゅぼくしょう』によれば、
「一条院御代以来、白川・鳥羽の御代まで、能書も非能書も皆行成卿が風也。法性寺入道出現の後、又、天下一向此様成了。後白河院依頼時分、如此。剰、後京極摂政相続之間、弥此風盛也。後嵯峨院比まで、此躰也。其間、弘誓院入道大納言等、躰がハりて人多好用之歟。是ハ法性寺関白の余風也。法性寺関白ハ又権跡を摸する也。…
と記されています。

つまり、藤原行成ふじわらのゆきなりの書風(世尊寺流せそんじりゅう)が1世紀半以上にわたって受け継がれてきましたが、藤原忠通ふじわらのただみち(1097~1164)という人物によって書風が一変したというのです。

法性寺流の特徴としては、古い伝統に反発しようとした、個性的でたくましい書風です。

その藤原忠通ふじわらのただみちの書流を「法性寺流ほっしょうじりゅう」といいます。

法性寺流については以下の記事で詳しく紹介しています。↓

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法性寺流について詳しく解説【藤原忠通を祖とする新書流】 法性寺流とは 法性寺流(1097~1164)を祖とする革新型の書流です。 法性寺流の書風は、平安時代の和様を学び、それに工夫を加えて成立させ、つぎの鎌倉時代を代表する…

上の書流略系図を見てもらうと、「世尊寺流せそんじりゅう」が「法性寺流ほっしょうじりゅう」の流れをくんでいますが、これは平安時代の藤原行成ふじわらのゆきなりの一系のころには書流という概念がなかったためです。

尊円法親王による青蓮院流

尊円法親王そんえんほうしんのうは、書道・書流の歴史を語るうえでとても重要な人物です。

尊円法親王そんえんほうしんのうは、世尊寺家せそんじけの当主、世尊寺経尹ゆきただ・世尊寺行房ゆきふさ・世尊寺行尹ゆきただに教えを受けています。

その生存中からすでに彼の書はとても尊重されており、亡くなった後も、彼が門跡を務めた青蓮院しょうれんいんの歴住たちによってその書風が受け継がれていきました。

一条兼良いちじょうかねよし(1402‐1481)の『尺素往来せきそおうらい』によると、
「和字。漢字。共に青蓮院尊円法親王の御筆を以て規範と為す。而都鄙翫之…」
と記されています。

つまり、仮名・漢字、ともに青蓮院しょうれんいん尊円法親王そんえんほうしんのうの筆跡をお手本とする。それは、都も田舎もこぞって珍重したといいます。

当時の書の流行が尊円法親王そんえんほうしんおうの書法一色に塗りつぶされていたことがわかります。

そんな尊円法親王のあとを継いだ代表的な4人、尊応准后そんのうじゅごう(?~1514)・尊鎮法親王(1504~1550)・尊朝法親王(1552~1597)・尊純法親王(1591~1653)がとくに活躍します。

書流の流れの中では、それぞれ尊王流・尊鎮流・尊朝流・尊純流をたて、尊円法親王の尊円流を4派に分けています。

これら尊円法親王の後の4つの流派をあわせて青蓮院流しょうれんいんりゅうという呼び方をしています。

別の呼び方として、青蓮院が京都の粟田口あわたぐちにあることから、粟田流または粟田口流ともいいます。

江戸時代に入って、この流派の勢いがさらにおおきくなると、御家流おいえりゅうという名前で呼ばれるようになりました。

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