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【王羲之の息子】王献之(おうけんし)について解説/作品の特徴や評価を紹介

2025 4/12
中国の書家
2025年4月12日

王献之(おうけんし)は、蘭亭序らんていじょの作者として有名な王羲之おうぎしの息子で、彼も書道に優れていた人として有名です。

父の王羲之には7人の息子がいましたが、そのなかでも末っ子の王献之がもっとも優れていたようです。

そんな王献之とはどんな人だったのか、解説していきます。また王羲之と比較された文章が多く残っているので、それも紹介していきます。

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目次
  1. 王献之の基本情報
  2. 王献之の書作品の評価
    1. 王献之の特徴は「あでやかさ」と評価される
    2. 宋・斉時代は、父・王羲之よりも王献之の方が高く評価されていた
    3. 唐時代以降、王献之は父・王羲之よりも劣っていると評価されている
  3. 王献之の逸話
    1. 父・王羲之の字をこっそり書きかえるがバレてしまう
    2. 王献之の性格はいじわるだった?
    3. 王献之は王羲之から期待されていた

王献之の基本情報

王献之像
王献之像

王献之(おうけんし)は、東晋とうしん時代の書家です。344~386(東晋・建元2年~太元11年)。

王羲之おうぎしの第七子で、兄弟は男7人女1人の8人兄弟の末子です。字あざなは子敬しけい。幼名は官奴かんど。諡おくりなは憲けん。

書道に優れていたことから、父の王羲之おうぎしとともに“二王におう”と称され、羲之を大王だいおう、献之を小王しょうおうといいます。また、漢の張乏ちょうし、魏の鍾繇しょうよう、王羲之と王献之の4人をあわせて“四賢しけん”ともよばれます。

官僚としては、州の主簿しゅぼをふり出しに、秘書郎ひしょろうとなり、謝安しゃあんの推薦で長史ちょうしとなり、建威将軍けんいしょうぐん、呉興太守ごこうたいしゅをへて、晩年には中書令ちゅうしょれい(国の機密文書を統括する長官で宰相級)に至りました。

王献之は、母・郗璿ちせんの姪めいの郗道茂ちどうもをめとりますが離婚し、新安愍公主しんあんびんこうしゅ(公主とは皇帝のむすめ)と再婚しました。男子に恵まれず娘ひとりでしたが、その娘は後に安帝あんていの皇后となりました。この縁で、死後に侍中じちゅう・特進とくしん・光禄大夫こうとくたいふ・太宰たいさいを追贈され、憲けんと諡おくりなされました。

王献之の人柄は、高邁不羈こうまいふき(周りにとらわれず自由奔放)で、鷹揚おうよう(何事にも恐れずに悠然としている)な性格といわれます。「はなはだ整峻せいしゅんで、非類に交わらない」(『世説新語せせつしんご』)と評価されていますが、王羲之の友人で、王献之を幼少のころから知っている謝安は、「子敬は、まことに誠実に生きている。ただ世人は、態度が大きすぎるという。それが彼の本然の性をマイナスにしている」と同情しています。

王献之の書作品の評価

王献之の作品:地黄湯帖
王献之:地黄湯帖

王献之の書作品は、よく父の王羲之とくらべて評価されています。

では、父・王羲之とくらべてどのような評価がされているのでしょうか。紹介していきます。

王献之の特徴は「あでやかさ」と評価される

妻の姉妹の子である羊欣ようきんは、
「王献之は楷書と草書にすぐれる。骨力・筆勢は遠く父に及ばない。しかし妍媚けんび(あでやかな美しさ)という点では父以上である」(『古来能書人名こらいのうしょじんめい』)
といいます。

ほかに虞龢ぐかは、
「王献之は始め父の書を学んだが、正体(楷書)は父に似せることができなかったので、あきらめてやめた。しかし草書はことに父によく似ている。筆跡の流れるような見事さ、変化多端なあでやかさでは、父よりも優れているほどである」(『論書表ろんしょひょう』)
といいます。

これらの評価は父と子の書風の特徴をとらえているでしょう。

宋・斉時代は、父・王羲之よりも王献之の方が高く評価されていた

唐時代以前、南朝なんちょうの宋そう・斉せい時代は王献之の方が評価が高かったようです。

宋の虞龢ぐかの評語や、『南斉書』劉休伝に、
「元嘉時代(宋)・424~453)、羊欣ようきんは王献之の法を継承し、世間ではその法を典範とあおいだ。王羲之の書はすこし古めかしいとして尊重されなかった」
という文章があります。

この評価から、王献之の華やかで優雅な書風は当時の人々に人気だったようです。ただしこれは王献之が亡くなったすぐあとの時代だったことから、とくに王献之を尊重する風潮が強かったためでもあると考えられます。

唐時代以降、王献之は父・王羲之よりも劣っていると評価されている

王献之は、父の王羲之と合わせて“二王”と称されていますが、唐とう時代以降、王羲之は“書聖しょせい”とまで仰あおがれる中、王献之の評価は低くなっていきます。

唐の1つ前の王朝、南朝なんちょう・梁りょう時代では、
王献之の書は「河水洛水あたりの少年のようである。生き生きしているが、挙動に落ち着きがない」(袁昂えんこう「古今書評」)
とけなされています。

王羲之マニアの唐の太宗たいそう皇帝は、王羲之を持ち上げるあまり、王献之の評価を露骨に引き下ろしました。
王献之の書を「真冬の枯れ木のようにやせ細り、厳格な家の奴隷のように委縮している」とけなしています。要するに王献之の書は、縮こまって自由さがないというのです。

こうして王羲之尊重の評価は“書聖”というゆるぎない座を獲得し、その後の字を学ぶ人々にとって絶対的典範となったのでした。

王献之の逸話

王献之の作品:廿九日帖
王献之:廿九日帖

王献之は逸話が多く伝えられています。

父・王羲之の字をこっそり書きかえるがバレてしまう

王羲之と王献之のどちらの字が優れていたのかがわかるエピソードがあります。

ある日、王羲之が壁に字を題して去ったのち、王献之がその字をこっそり書きかえ、上出来だと思っていた。しかし、王羲之が帰宅して題字を見て「あの時はひどく酔っていたものだ」と落胆したといいます。(『書後品』)

王献之の性格はいじわるだった?

王献之の性格は、プライドの高い、いかにも貴族の御曹司おんぞうしというような性格だったようです。

王献之が今の蘇州そしゅうに旅したとき、顧辟彊こへききょうの邸やかたにはすばらしい庭園があると耳にします。顧辟彊こへききょうとは一度も会ったことはなかったそうですが、すぐさま出かけていきました。

ちょうどその時、顧辟彊こへききょうの邸では客を招いて酒宴のまっさかりです。王献之は案内もされていないのに庭に入りこんで見物しおわると、庭のよしあしを指さして批評し、傍若無人の態度でした。

顧辟彊こへききょうはむかついてこらえきれず、「主人をないがしろにするとは非礼だ。身分の高さをかさにきて驕るのは非道だ。礼と道の心をなくした者は人間扱いはできない。下道だ。」といって、すぐさま王献之の付き人を門外へ追い出しました。(『世説新語せせつしんご』)

王献之は王羲之から期待されていた

王献之の書については、有名なエピソードが『晋書しんじょ』という歴史書にみえています。

王献之が7,8歳のある日のこと、手習いをしていた後ろから王羲之がこっそり近づき書いているところの筆をとろうとしたがとれなかった。王羲之は「この子は将来きっと書名がある」と感嘆した、といいます。(『晋書しんじょ』)

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