中国の書家

楷書

初唐の三大家とは?【彼らの功績・代表作品とその特徴】

初唐しょとうの三大家さんたいかとは、中国唐とう時代初期に活躍した書道家である、欧陽詢おうようじゅん・虞世南ぐせいなん・褚遂良ちょすいりょうの3人のことを指します。それぞれ独自の書風と特徴を持つ代表的な作品は、楷書の発展に大きく貢献しました。...
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呉熙載(ごきさい)について詳しく解説:清時代の書道家・篆刻家/別名呉譲之(ごじょうし)

呉熙載(ごきさい)とは呉熙載像呉熙載ごきさい(1799年〈嘉慶4〉~1870年〈同治9〉)は、中国清しん時代の書道家・篆刻家です。はじめ名前を廷颺ていよう、字あざなを熙載きさいといい、50歳以降、熙載きさいを名前とし、譲之じょうしを字としま...
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欧陽通(おうようとう)を紹介/欧陽詢の息子

欧陽詢おうようじゅんが「初唐しょとうの三大家」の1人であり、楷書の典型の確立に大きく関係していることは有名な話です。今回紹介する欧陽通おうようとうは、そんな欧陽詢おうようじゅんの息子で、彼も書道を得意としたことで有名です。欧陽通(おうようと...
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中国清時代の書道家・鄧石如(とうせきじょ)について解説

鄧石如(とうせきじょ)の基本情報鄧石如像鄧石如とうせきじょは、中国の清しん時代中後期に活躍した書道家・篆刻てんこく家です。篆書てんしょ・隷書れいしょが専門の書道家です。1743年(乾隆8年)~1805年(嘉慶10年)、本名は琰えん、字あざな...
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清時代の書道家:趙之謙(ちょうしけん)について解説/特徴・隷書・行書の作品を紹介

趙之謙(ちょうしけん)の基本情報趙之謙像(清代学者像伝第二集)趙之謙ちょうしけん〈1829年(道光9年)~1884年(光緒10年)〉は、中国の清しん時代末期において、書・絵画・篆刻の世界でもっとも華やかで力強い作品を残した芸術家として有名で...
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李邕(りよう)について詳しく解説/唐時代に活躍した行書専門の書道家

中国唐とう時代は、書道文化がとても発展した時代で、九成宮醴泉銘きゅうせいきゅうれいせんめいがつくられるなど、楷書が注目されました。盛唐のころになると、楷書よりくだけた行書に優れた書人があらわれます。そのなかでも特にすぐれた書人が、今回紹介す...
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張芝(ちょうし)という書家について解説/草書の名手/作品も紹介

張芝(ちょうし)は中国の後漢ごかん時代(2世紀ごろ)の書家です。後漢ごかん時代は、文字の発達段階において草書そうしょが発生した時期です。文字が発達するとともに、文字が上手だということで有名になる人物が現れてきました。中でも今回紹介する張芝ち...
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【王羲之の息子】王献之(おうけんし)について解説/作品の特徴や評価を紹介

王献之(おうけんし)は、蘭亭序らんていじょの作者として有名な王羲之おうぎしの息子で、彼も書道に優れていた人として有名です。父の王羲之には7人の息子がいましたが、そのなかでも末っ子の王献之がもっとも優れていたようです。そんな王献之とはどんな人...
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鍾繇(しょうよう)について解説/鍾繇は王羲之が学んだ書家

書体が時代が進むにつれてうつり変わっていったなかで、もっとも大きな変化が起きたのは漢かん末から魏ぎ・晋しんへかけての、篆書てんしょ・隷書れいしょから楷書・行書・草書への移行でした。このような時代にもっとも書をよくし、またもっとも指導的地位に...
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徐渭(じょい)とはどんな書画家だったのか詳しく解説

徐渭 花卉図巻徐渭じょいは明みん時代後期の文人で、詩書画どれもよくしましたが、とくに画人として有名です。自由奔放で大胆な画風が人気で、後の清しんの時代の画家にも大きな影響を与えた人物です。そんな偉大そうに見える徐渭じょいですが、彼の人生はと...