中国の書家

中国の書家

金農(きんのう)の書き方・独特な隷書の書き方を作り上げた書道芸術家

金農きんのう(1687~1763)は、字を寿門。 別名の金冬心きんとうしんでもよく知られていますが、他にも別号がとても多い人です。 今回は、金農の隷書について、その書き方を解説していきます。また、金農とはどんな人だったのかも紹介します。 \...
中国の法帖

黄庭堅(こうていけん)について解説/書風の特徴・代表作品:松風閣詩巻を紹介

黄庭堅こうていけんが生きていた北宋ほくそう(960年~1127年)という時代は、貴族的文化の社会構造への反抗として、科挙によって選抜された士大夫したいふたちによる新しい文化が芽生えます。 書の分野でも、それまでの守旧的なものに対して、精神の...
中国の書家

柳公権(りゅうこうけん)の書の特徴・逸話も紹介

柳公権りゅうこうけんは顔真卿がんしんけいの後継者と知られ、彼の楷書には明らかに顔真卿の影響が認められます。 今回は、柳公権について、書風の特徴について書いていきます。また、彼についての逸話を知ることで、古典への理解を深めることができるのでは...
中国の書家

近代書道における楊守敬(ようしゅけい)来日の影響

楊守敬ようしゅけいは、清国(中国)の人で、明治のはじめに日本へやってきます。 彼が持ってきた碑版法帖の影響によって、明治以前までは肉筆で書かれた文字を習うのが主流だった書道界に、碑に刻された北魏の書風を習うブームをもたらします。 今回は、楊...
中国の書家

王鐸(おうたく)について:彼の生涯、書法、書風、特徴を解説

\使いやすさを追求した書道筆/ 王鐸(おうたく) 王鐸おうたく(1592~1652)は、字あざなを覚斯、雅号がごうは嵩樵すうしょう・癡庵ちあんなどがあります。 山西さんせい省洪洞こうどう県の出身ですが、河南かなん省孟津もうしん県に籍を置きま...
中国の書家

顔真卿(がんしんけい)について詳しく解説【彼の壮絶な人生、書風の特徴、書き方を解説】

盛唐せいとう時代の顔真卿がんしんけいは、東晋とうしん時代の王羲之おうぎしとともに歴代の能書家のうしょかの中の双璧とされています。 顔真卿の楷書は、独自性を強く打ち出した豪快な書風で、楷書の表現に大きな変革をもたらしました。 初唐の三大家(欧...
中国の書家

米芾(べいふつ)について詳しく解説【代表作品や書風・特徴逸話・エピソードも紹介】

北宋ほくそうの蔡襄さいじょう(1012~1067)、蘇軾そしょく(1036~1101)、黄庭堅こうていけん(1045~1105)、米芾べいふつ(1051~1107)の4人を合わせて「宋そうの四大家したいか」と呼びます。 そのなかでも米芾はと...
中国の書家

王羲之(おうぎし)について解説/王羲之とはどんな人物だったの?なにがすごいの?

中国において書が完成の域に達したのは、王羲之おうぎしが活躍した東晋とうしん時代であると言えます。 中国の書の歴史においてもっとも高い地位を占めている彼の書跡は、学習が盛んに行われて、やがてそれが中国の書の伝統な流れを形成し、永く伝統派の書道...
楷書

虞世南(ぐせいなん)について:その代表作である孔子廟堂碑の書風や特徴を解説

楷書の典型は成立したのは初唐7世紀に確立されましたが、その担にない手が欧陽詢おうようじゅんと虞世南ぐせいなんの二人です。 しかし、欧陽詢が数多くの作例を伝えるのに対して、虞世南はとても少なく、結局、孔子廟堂碑こうしびょうどうひを除いて信用の...
中国の書家

欧陽詢(おうようじゅん)について解説/どんな人生を送った人なの?彼の書風の特徴は?

欧陽詢おうようじゅんは楷書に優れていた書家として有名です。 今回は、欧陽詢について解説していきます。 欧陽詢の代表作品、九成宮醴泉銘について解説しています。 \使いやすさを追求した書道筆/ 欧陽詢の基本情報 欧陽詢おうようじゅん(557~6...