書論書道とはどのような芸術なのか/書道とは「深さ」と「速さ」によって表現される「書きぶり」の芸術である 前回の記事では、近代以降、外国から日本に入ってきた西欧思想せいおうしそう、とくに美術思想の影響によって、現代の書道作品に対する価値観があいまいになってしまっている、という話を紹介しました。では、西欧思想・美術思想に影響されていない、本来の書...2023.04.302023.09.16書論
書論外国から入ってきた西欧思想・美術思想による現代の書道観への影響/書道の「美」とは何なのか?/書道は美術ではないのか論争 書道の作品、なにがよくて、なにがよくないものなのか、よくわからないなと思ったことはありませんか?公募展作品の審査の場面で、「こっちの方が元気があるよね」とか「こっちの方が行がそろってるよね」などといって、作品の優劣をつけています。では、書道...2023.04.242023.09.16書論
書論【書道作品】なにがいい作品なのか正直わからない問題/書道とはいったい何なのか、どうあるべきなのかを考えてみます \使いやすさを追求した書道筆/なにがいい作品なのか正直よくわからない問題昔よりは減ったかもしれませんが、現在でも身近に筆で書いた書道の作品を見かけることはあります。お習字教室も、またその発表会に並ぶ作品も書道作品の1つです。その作品をみてな...2023.04.172023.09.16書論
書論入木抄(じゅぼくしょう)について解説/内容を現代語訳で紹介 \使いやすさを追求した書道筆/入木抄(じゅぼくしょう)について解説入木抄じゅぼくしょうは南北朝時代に、尊円法親王そんえんほうしんのうが後光厳天皇ごこうごうてんのうに書道の入門書として上奏したものです。上奏とは言っても、尊円法親王は55歳、後...2022.11.112023.09.15書論
書論夜鶴庭訓抄(やかくていきんしょう)について解説/内容を現代語訳で紹介 夜鶴庭訓抄やかくていきんしょうは、世尊寺家せそんじけの6代目当主、藤原伊行ふじわらのこれゆきが著した、書道についての最も古い口伝書です。平安時代後期に作成されたのですが、これが日本において最も古い書論とされています。最も古いことから後世に与...2022.11.022023.09.15書論
書論王羲之の書論「自論書」を紹介/内容・現代語訳・原文 \使いやすさを追求した書道筆/自論書について/内容自論書じろんしょは、王羲之おうぎしが書いた書論しょろんです。書論しょろんとは、書について語られた文章のことです。王羲之おうぎしの書論しょろんとして伝わるものはほとんどが後世に作られた偽物とさ...2022.10.072023.09.15書論
中国の法帖孫過庭の「書譜」の内容を全文現代語訳・日本語訳で紹介【全訳】 孫家庭そんかていの「書譜しょふ」は、唐とう時代の草書の名品であり、かつ伝統を踏まえた書論しょろんとして、書道史上重要な作品です。そんな「書譜しょふ」の内容を全文現代語訳で紹介します。\使いやすさを追求した書道筆/孫過庭の書譜・全文現代語訳書...2022.08.242023.09.15中国の法帖書論
書論風信帖に書法はない!?「率意の書」とはなにか 書法について真剣に談論されている場で「書法、書法というけれどもあの有名な風信帖は手紙ではないですか」という人がいます。これは「風信帖に書法はない」ということです。一般に風信帖は率意そついの書とされています。ちなみに率意の書の反対は、用意よう...2022.05.162023.09.14書論
書論書道作品を批評するときに使われる筆勢・筆意ってどういう意味? 書道の作品を批評する文章によく出てくる「筆勢」「筆意」ってどういう意味なんでしょう?「筆法」「筆勢」「筆意」はともに書法の3要素です。「筆法」は点画を書く技術的なものなのでわかりやすいと思います。「筆勢」「筆意」はなんとなく雰囲気で感じ取れ...2022.01.182023.09.14書論
書論書論とは?書道をする際に役に立つ書論の読み方を紹介 \使いやすさを追求した書道筆/書論とは書論とは、「中国書学」の理論、または「中国美学」のなかの「書法」としての理論です。簡単に言うと、書をめぐるさまざまな議論を指します。もちろん、その議論は書き記されていないと残りませんから、基本的には書物...2021.10.112023.09.12書論