書論– category –
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才葉抄について解説【全文現代語訳】
才葉抄とは 才葉抄書です。 世尊寺が書道の奥義を口伝した内容が書かれています。 書道の秘伝を語った藤原教長について 藤原教長は、難波権大納言忠教卿の6男として1108年(天仁元年)に生まれ、1180年(治承4年)に没したといわれます。 平安時代末期の... -
書道とはどのような芸術なのか/書道とは「深さ」と「速さ」によって表現される「書きぶり」の芸術である
前回の記事では、近代以降、外国から日本に入ってきた西欧思想、とくに美術思想の影響によって、現代の書道作品に対する価値観があいまいになってしまっている、という話を紹介しました。 では、西欧思想・美術思想に影響されていない、本来の書道とはどの... -
外国から入ってきた西欧思想・美術思想による現代の書道観への影響/書道の「美」とは何なのか?/書道は美術ではないのか論争
書道の作品、なにがよくて、なにがよくないものなのか、よくわからないなと思ったことはありませんか? 公募展作品の審査の場面で、「こっちの方が元気があるよね」とか「こっちの方が行がそろってるよね」などといって、作品の優劣をつけています。では、... -
【書道作品】なにがいい作品なのか正直わからない問題/書道とはいったい何なのか、どうあるべきなのかを考えてみます
なにがいい作品なのか正直よくわからない問題 昔よりは減ったかもしれませんが、現在でも身近に筆で書いた書道の作品を見かけることはあります。お習字教室も、またその発表会に並ぶ作品も書道作品の1つです。 その作品をみてなんとなく「うまい」「へた... -
入木抄(じゅぼくしょう)について解説/内容を現代語訳で紹介
入木抄(じゅぼくしょう)について解説 入木抄に書道の入門書として上奏したものです。 上奏とは言っても、尊円法親王は55歳、後光厳天皇は弱冠15歳のときで、書道の上では師弟関係にありました。 内容は、書道上達のための心得を教える講義内容が書かれて... -
夜鶴庭訓抄(やかくていきんしょう)について解説/内容を現代語訳で紹介
夜鶴庭訓抄が著した、書道についての最も古い口伝書です。 平安時代後期に作成されたのですが、これが日本において最も古い書論とされています。 最も古いことから後世に与えた影響も大きく、日本において誰の筆跡をどのくらい尊重するべきなのか、夜鶴庭... -
王羲之の書論「自論書」を紹介/内容・現代語訳・原文
自論書について/内容 自論書です。 書論(しょろん)とは 書論とは、書について語られた文章のことです。 王羲之のものです。 自論書」としてあげ、彼自身の書はこれらに対抗できる、もしくはこれらに次ぐという自信を示してします。 文字はもともと伝える... -
孫過庭の「書譜」の内容を全文現代語訳・日本語訳で紹介【全訳】
孫家庭として、書道史上重要な作品です。 そんな「書譜」の内容を全文現代語訳で紹介します。 孫過庭の書譜・全文現代語訳 書譜に分けて読みやすくしています。 第1篇 王羲之を典型とする四賢の優劣論 第2篇 書の本質と価値 第3篇 六朝時代からこれ... -
風信帖に書法はない!?「率意の書」とはなにか
書法について真剣に談論されている場で「書法、書法というけれどもあの有名な風信帖は手紙ではないですか」という人がいます。 これは「風信帖に書法はない」ということです。 一般に風信帖は率意の書とされています。 ちなみに率意の書の反対は、用意の書... -
書道作品を批評するときに使われる筆勢・筆意ってどういう意味?
書道の作品を批評する文章によく出てくる「筆勢」「筆意」ってどういう意味なんでしょう? 「筆法」「筆勢」「筆意」はともに書法の3要素です。 「筆法」は点画を書く技術的なものなのでわかりやすいと思います。 「筆勢」「筆意」はなんとなく雰囲気で感...
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