書論

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才葉抄について解説【全文現代語訳】

才葉抄とは 才葉抄さいようしょうとは、平安時代末期に著された書論しょろん書です。 世尊寺せそんじ家7代目の伊経これつねに、藤原教長ふじわらののりながが書道の奥義を口伝した内容が書かれています。 書道の秘伝を語った藤原教長について 藤原教長ふ...
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書道とはどのような芸術なのか/書道とは「深さ」と「速さ」によって表現される「書きぶり」の芸術である

前回の記事では、近代以降、外国から日本に入ってきた西欧思想せいおうしそう、とくに美術思想の影響によって、現代の書道作品に対する価値観があいまいになってしまっている、という話を紹介しました。 では、西欧思想・美術思想に影響されていない、本来の...
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外国から入ってきた西欧思想・美術思想による現代の書道観への影響/書道の「美」とは何なのか?/書道は美術ではないのか論争

書道の作品、なにがよくて、なにがよくないものなのか、よくわからないなと思ったことはありませんか? 公募展作品の審査の場面で、「こっちの方が元気があるよね」とか「こっちの方が行がそろってるよね」などといって、作品の優劣をつけています。では、書...
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【書道作品】なにがいい作品なのか正直わからない問題/書道とはいったい何なのか、どうあるべきなのかを考えてみます

\使いやすさを追求した書道筆/ なにがいい作品なのか正直よくわからない問題 昔よりは減ったかもしれませんが、現在でも身近に筆で書いた書道の作品を見かけることはあります。お習字教室も、またその発表会に並ぶ作品も書道作品の1つです。 その作品を...
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入木抄(じゅぼくしょう)について解説/内容を現代語訳で紹介

\使いやすさを追求した書道筆/ 入木抄(じゅぼくしょう)について解説 入木抄じゅぼくしょうは南北朝時代に、尊円法親王そんえんほうしんのうが後光厳天皇ごこうごうてんのうに書道の入門書として上奏したものです。 上奏とは言っても、尊円法親王は55...
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夜鶴庭訓抄(やかくていきんしょう)について解説/内容を現代語訳で紹介

夜鶴庭訓抄やかくていきんしょうは、世尊寺家せそんじけの6代目当主、藤原伊行ふじわらのこれゆきが著した、書道についての最も古い口伝書です。 平安時代後期に作成されたのですが、これが日本において最も古い書論とされています。 最も古いことから後世...
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王羲之の書論「自論書」を紹介/内容・現代語訳・原文

\使いやすさを追求した書道筆/ 自論書について/内容 自論書じろんしょは、王羲之おうぎしが書いた書論しょろんです。 書論しょろんとは、書について語られた文章のことです。 王羲之おうぎしの書論しょろんとして伝わるものはほとんどが後世に作られた...
中国の法帖

孫過庭の「書譜」の内容を全文現代語訳・日本語訳で紹介【全訳】

孫家庭そんかていの「書譜しょふ」は、唐とう時代の草書の名品であり、かつ伝統を踏まえた書論しょろんとして、書道史上重要な作品です。 そんな「書譜しょふ」の内容を全文現代語訳で紹介します。 孫過庭の書譜・全文現代語訳 書譜しょふはとても長い文章...
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風信帖に書法はない!?「率意の書」とはなにか

書法について真剣に談論されている場で「書法、書法というけれどもあの有名な風信帖は手紙ではないですか」という人がいます。 これは「風信帖に書法はない」ということです。 一般に風信帖は率意そついの書とされています。 ちなみに率意の書の反対は、用...
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書道作品を批評するときに使われる筆勢・筆意ってどういう意味?

書道の作品を批評する文章によく出てくる「筆勢」「筆意」ってどういう意味なんでしょう? 「筆法」「筆勢」「筆意」はともに書法の3要素です。 「筆法」は点画を書く技術的なものなのでわかりやすいと思います。 「筆勢」「筆意」はなんとなく雰囲気で感...