書道や習字のできばえを大きく左右する道具のひとつ「書道筆」。
より美しい文字を書くためには、毛の種類・軸の形状・穂先の長さなど種類豊富な書道筆のなかから、自分の手や書きたい字体に適した1本を選ぶのが需要です。
しかし、たくさんの種類の中から自分に合った筆を選ぶのはむずかしいですよね…
そこで今回は、展覧会入選者に愛用される書道筆、悠栄堂『小春』を紹介・レビューします。
当サイトおすすめ№1書道筆!
書道筆『小春』を紹介
書道筆「小春」の概要は次のとおりです。
主原毛 | 羊毛・イタチ毛 |
用途 | 半紙4~6文字 |
値段 | ¥2,980 |
軸の形状 | ダルマ軸 |
穂の大きさ | 中鋒、幅1.0×長さ4.5㎝ |
筆の全長 | 幅1.2×長さ27.5㎝。 |
剛毛と軟毛をミックスした兼毛筆という種類の筆です。
穂の中心部分には弾力の出るかための毛が採用されています。穂の外側は墨の含みがよく、線の輪郭もきれいにでる柔毛が採用されています。
兼毛筆は、弾力と墨の含みのよさのバランスが調和しているので、書体は楷書から草書までどのような書体でも書くことができます。初心者の方にもおすすめの書道筆といえるでしょう。
よい書道筆の条件「四徳」
書道筆は「四徳」がそろった筆を選ぶことがポイントです。四徳とは、尖・斉・円・健の4つで、よい穂の形状を表しています。四徳を重視しながら、自分に合った筆を見つけましょう。
尖:穂の先端が尖ってまとまっている
尖とは、穂先が尖っていてまとまりがあることを指します。しっかり尖っている書道筆は穂先のコントロールがしやすく、美しい文字を書くためには欠かせないポイントです。
まとまりのない穂先は書いている途中で先が割れるなどして、文字がかすれる原因につながります。
斉:穂がきれいに整っている
斉とは、穂先のきめが細かく、きれいに整っていることです。きめ細かく整っている筆は墨をムラなく含むため、紙に落としやすくきれいな文字を書けるのが特徴といえます。
穂先がバラバラで短い毛が飛び出ているものは文字がまとまらず、墨の含みもよくありません。バランスよく整っていることで書きやすさが生まれるので、筆の一体感が重要です。
円:穂全体がきれいな円錐状になっている
円は、穂全体がきれいな円錐状のものを指します。円錐状の筆は墨をたっぷり含んで均一に落とせるうえ、浸けた際のふくらみもきれいな点が特徴です。
円のある筆は美しくなめらかな曲線を書きたいときや、力強さを表現したいときに適しています。筆運びがなめらかに行えるので、ひと筆で勢いのある字を書きたいときにも欠かせません。
健:弾力がほどよく、筆運びがスムーズ
健とは、穂首に弾力があり、筆運びがスムーズであること。コシと弾力がほどよく備わることで、抵抗を感じない筆運びを可能にします。
健は書道ならではのとめ・はね・はらいを表現するために必要なポイントです。健のある筆は線の強弱をつけやすく、穂もスムーズに扱えますよ。
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使ってみてわかる書道筆『小春』のおすすめポイント3つ
実際に書いてみてわかる、書道筆「小春」のおすすめポイントを3点紹介します。
具体的なおすすめポイントは以下のとおりです。
- 線のきれいさ
- 程よいこし・弾力
- 細やかな筆づかい
①線のきれいさ
まずは、線のきれいさです。
線の輪郭がきれいにでます。
書道筆「小春」は剛毛と軟毛をミックスした兼毛筆で、穂の外側には柔毛が使用されているため、
線がなめらかになります。
②程よいこし・弾力
続いて、こし・弾力です。
穂の中心部分にはかための毛(剛毛)が採用されているため、
弾力がでてしっかりとした線が書けます。
③細やかな筆づかい
最後に、使いやすさに重要な細やかな筆づかいです。
程よいこし・なめらかな線に加えて、穂先のまとまりがとても良いです。
穂先のまとまりが良いので、細やかな筆づかいも可能となっています。
書道筆『小春』で書道・習字をもっと上達させよう
今回は、悠栄堂の書道筆「小春」について紹介・レビューをしました。
筆者自身、この筆を使うようになってから書き損じが格段に減りました…
書道・習字の作品を書く際、
「お手本のようになかなか上手に書けない…」
「筆が思うように動いてくれない…」
という方は、Amazonで気軽に購入できるので一度試してみてはいかがでしょうか。
書道ライフをより充実させられる筆に出会えることを祈っています。
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