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褚遂良が書いた孟法師碑(もうほうしひ)の特徴や碑が建てられたきっかけ

2025 4/12
法帖 中国の法帖 書体 楷書
2025年4月12日

初唐の三大家のひとりである褚遂良ちょすいりょう(596~658)の作として、伊闕仏龕碑いけつぶつがんひ(貞観15年・46歳)、孟法師碑もうほうしひ(貞観16年・47歳)、房玄齢碑ぼうげんれいひ(55歳ごろ)、雁塔聖教序がんとうしょうぎょうじょ(永徽4年・58歳)の4種類の楷書碑が伝えられています。

房玄齢碑と雁塔聖教序は独自の書法を完成させた晩年期の作品ですが、伊闕仏龕碑と孟法師碑は虞世南・欧陽詢の長所をもとに隷法を加味した壮年期の作品で、今回紹介する孟法師碑は早くに原石を亡失した幻の名作です。

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目次
  1. 孟法師とは
  2. 孟法師碑の特徴
    1. 横画の特徴
    2. 縦画の特徴
    3. はねの特徴
    4. 右はらいの特徴
  3. 孟法師碑が建てられたきっけかけ
  4. 孟法師碑の原石の亡失
  5. 孟法師碑の評価
    1. 王世貞による孟法師碑の評価
    2. 王澍による孟法師碑の評価
    3. 楊賓による孟法師碑の評価
  6. まとめ

孟法師とは

孟法師とは、道教におけるいわゆる女道士(女仙)のひとりです。

法師とは、道士の修行によって与えられた称号のことです。

彼女は湖北江夏安陸の人、俗名は姓を孟、名前を静素せいそといいます。

幼少のころから仙道(仙人になるための修行)を慕したい、世俗にからはなれ、15歳の成人式もすませ、結婚の準備も整いましたが、結婚を取りやめて女道士となりました。

経典を謹つつしみ修おさめ、長く野菜だけを食べ、昼間には俗気を洗い、夜中には登仙とうせん飛行ひこうを修業しました。

登仙飛行(とうせんひこう)とは

登仙飛行とうせんひこうとは、人間の身体に羽が生えて、天上の仙人世界へ登っていくこと。羽をもって空中を飛行することは、古来、中国人のひとつの理想であり、仙人となって、世俗のいっさいの煩わしさを逃れるのも理想の一つでした。

隋ずいの武帝ぶていは孟法師の道士としての評判を聞いて長安に招き、武帝自ら開いた至徳観しとくかんに住まわせました。

この至徳観は『長安史』によると、皇宮の承天門の東南、興道坊の西南隅にあ女冠観で、隋の開皇6年(586)の建立となります。

女冠観とは、仏教の尼僧にそう寺院にあたり、道教の女道士の道観のことです。

やがて王朝は隋から唐とうとなりますが、唐室においても優遇を受けたとされています。

貞観12年(638)7月12日、長命97歳で亡くなりました。

孟法師碑の特徴

孟法師碑

孟法師碑は褚遂良の他の碑、初唐の三大家の虞世南や欧陽詢の碑にくらべても、初心者の楷書手本として特に優れています。

特徴として特に注目するべきポイントを紹介します。

横画の特徴

横画の起筆は角度が急になっているものが多いです。

慎重に筆を入れ、軽く抑えたら圧を抜かずにそのまま右に運び、最後はしっかりと置き直しましょう。

縦画の特徴

縦画の起筆も角度が急になっているものが多いです。

軽く抑えたらそのまま引き下ろします。終筆は一度圧を加えてから筆を上げます。

一般できな縦画の書き方の1つであり、鉄柱勢ともいいます。

2本の縦画が並ぶときは、左を軽く、右をがっちりさせましょう。

はねの特徴

はねるときは、垂直に引き下ろしてきた穂先にいったん圧を加え、はねやすい状態に穂先を落ち着かせてあげることが重要です。

その時の圧、押し出す力の強さによってはねの太さが決まります。

右はらいの特徴

孟法師碑の右はらいは、はらいの止める部分が太く、抜き出す部分が短く鋭いのが特徴です。

孟法師碑が建てられたきっけかけ

孟法師碑が建てられるのは、孟法師が亡くなってから4年後の貞観16年(642)5月です。

弟子の陳光ちんこうらが法師の功績をつづるために建てました。

文は岑文本しんぶんぽんが作り、書は褚遂良が書きました。

碑が建てられた場所は至徳観しとくかんです。

孟法師碑の原石の亡失

碑はもともと至徳観に建てられましたが、『宣和書譜』によると「長安の国子監(大学)にある」と記されていることから、北宋の末にはすでに元の位置からうつされており、その後いつしか亡失してしまいました。

原碑からの拓本は、1本しか伝わっていません。

この原石からの拓本は、清の李宗瀚りそうかんが手に入れたものです。

彼は富豪で書画に関心が強く、金石碑帖を収集していました。その中でも随の啓法寺碑、唐の孔子廟堂碑、善才寺碑と、この孟法師碑は、この世に1本しかない拓本ばかりで、この4つを「臨川四宝」と呼ばれています。

その後、現在では日本の三井家聴氷閣ていひょうかくに蔵されています。

孟法師碑の評価

中国、明清時代に活躍した知識人たちによる孟法師碑の評価をいくつか紹介します。

王世貞による孟法師碑の評価

中国明代の政治家・文人である王世貞おうせいていの跋文には、
「褚遂良は、この碑を書いたころには欧陽詢に刻意し、それに少しく分隷の法を参え、もっとも端雅で、古意の豊かなものである」
と言っています。

王澍による孟法師碑の評価

清代前期の書家である王澍おうじゅの「竹雲題跋」には、
「このとき、褚遂良は47歳、年力壮盛で、専ら智永を習っていたときで、王世貞のいうが如く、欧陽詢に似たところは一毫もない。また世間で競ってこの碑を推すが、碑が早くになくなったため、希少価値を貴あてぶに過ぎない。実は孟法師碑は雁塔聖教序には遠く及ばない。」
と言っています。

楊賓による孟法師碑の評価

一方、清代前期の書家である楊賓ようひんの「大瓢偶筆」には、
「孟法師碑は河南(褚遂良)の第一の法書である。正書で中に隷意を帯びている。また、孟法師碑は何章漢進士のいえに一本あって、小欧(欧陽通)に近似している。故に題籖者はただちに欧書としている。褚遂良の書は、実は欧陽詢から出ているを知らないのである。この碑は欧陽詢の虞恭公碑、欧陽通の道因法師と相似て、少しく隷体をまじえている。雁塔聖教序、尊勝陀羅尼経とははなはだ同じでない。書を学ぶものは知らなければならない。」
と言っています。

まとめ

ここまで孟法師碑の「孟法師」とはどういう意味なのか、碑が建てられたきっかけ、昔の知識人たちの評価を紹介してきました。

王澍が言うように、早くに無くなってしまった希少価値を重んじている一面は確かにあるかもしれませんが、書法はほとんど冒頭で紹介した伊闕仏龕碑と相通じるものがあります。

また王世貞や楊賓が言うように、隷意を帯びているのは確かに見られます。

このことから孟法師碑の書法は欧陽詢からきているといったほうが的を得ていると言えるのではないでしょうか。

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