中国の法帖

中国の法帖

礼器碑(れいきひ)について解説/内容・作者・有名書家たちによる評価も紹介

後漢ごかん時代(25年~220年)は、中国書道の歴史上で最も建碑けんぴが盛んだった時代です。 約百数十碑が建立されたといわれており、その中でも曹全碑そうぜんひと礼器碑れいきひとはともに最も正統的な代表碑として高く評価されてきました。 曹全碑...
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曹全碑 全文 日本語訳

曹全碑の内容は、曹全(人名)の官僚・武将としての功績を記したものです。 \使いやすさを追求した書道筆/ 曹全碑 全文 日本語訳 君は、諱いみなは全ぜん、字あざなは景完けいかん。敦煌效国とんこうこうこくの出身の人です。その先祖は、おそらく周室...
行書

米芾の蜀素帖(しょくそじょう)を詳しく解説/臨書の書き方・特徴、内容、全文の画像・釈文・現代語訳を紹介

蜀素帖(しょくそじょう)は、中国の北宋ほくそう時代の書家・米芾べいふつ(1051~1107)のもっとも有名な作品です。 今回は、蜀素帖しょくそじょうについて特徴や文章の内容、全文の釈門・現代語訳を紹介します。 蜀素帖について解説 米芾の蜀素...
行書

蘇軾の黄州寒食詩巻の内容・特徴を解説:釈文も記載

蘇軾「黄州寒食巻」 この記事では、蘇軾そしょくの代表作である黄州寒食詩巻こうしゅうかんしょくしかんの内容・特徴を解説していきます。 また、釈文も記載しました。 \使いやすさを追求した書道筆/ 黄州寒食詩巻の基本情報 蘇軾の黄州寒食詩巻#1(...
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黄庭堅(こうていけん)について解説/書風の特徴・代表作品:松風閣詩巻を紹介

黄庭堅こうていけんが生きていた北宋ほくそう(960年~1127年)という時代は、貴族的文化の社会構造への反抗として、科挙によって選抜された士大夫したいふたちによる新しい文化が芽生えます。 書の分野でも、それまでの守旧的なものに対して、精神の...
中国の法帖

顔真卿の行書作品「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」について解説/内容・書風・特徴

顔真卿がんしんけいと言えば数多くの碑石に残っている謹厳な楷書ですが、それらは顔真卿の公的な場における表向きの書です。 彼の人間性を直接に伝えるものは、草稿として自分の思いを率直に書き連ねた「祭姪文稿さいてつぶんこう」「祭伯文稿さいはくぶんこ...
中国の法帖

孫過庭の書譜について、内容、書風、特徴を紹介

孫過庭そんかていが文章の内容を考え、自身が書いたとされる「書譜しょふ」は、草書の名品として、またすぐれた書論しょろんとして、高く評価されてきました。 今回は、孫過庭について、書譜の内容、書風、特徴を紹介していきます。 \使いやすさを追求した...
中国の法帖

智永の真草千字文:内容や智永の制作意図とは

千字文は、習字帖として古くから中国・日本で活用され親しまれてきました。 今回は、千字文の現存最古の古典である王羲之7世の孫、智永の「真草千字文」について紹介していきます。 \使いやすさを追求した書道筆/ 智永について 智永ちえいは王羲之おう...
中国の法帖

王羲之の十七帖について、内容や書風、特徴、いろいろな種類の拓本を解説

十七帖じゅうしちじょうは草書を習得するため古来より草書の典型とされ、多くの人に尊重されてきました。 今回は、十七帖について、内容や書風、特徴、いろいろな十七帖の拓本を解説していきます。 \使いやすさを追求した書道筆/ 十七帖について 十七帖...
行書

王羲之:蘭亭序の内容を全文現代語訳で紹介

書道をされている方なら必ず知っているであろう王羲之の蘭亭序。 漢文で訳も分からず書いているけど、一応意味も知っておきたいと思いませんか? 今回は王羲之の蘭亭序の現代語訳を全文を紹介します。現代風に意訳した部分や、新字体を用い、現代かな使いを...