中国の法帖– category –
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中国の法帖
董其昌の代表作品:行草書巻(行草書羅漢賛等書巻)を紹介
行草書巻(行草書羅漢賛等書巻)について 行草書巻は、明代の書家、董其昌の代表作品の1つです。 紙本、31.0×479.5㎝。東京博物館蔵。 書写年代は、1603年(万暦31年)、董其昌が49歳のころにあたります。 内容は「羅漢賛」2首、「初祖賛」、「送僧遊五... -
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董其昌の行書作品:菩薩蔵経後序を紹介・釈門
菩薩蔵経後序(ぼさつぞうきょうこうじょ)について 菩薩蔵経後序は、明代の書家、董其昌の代表作品の1つです。 本福12幅、紙本、26.8×12.5㎝。台北故宮博物院蔵。 書写年代は、戊午(1618)5月8日の落記があります。董其昌が64歳の時の作品です。 臨書... -
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美人董氏墓誌(びじんとうしぼし)について解説/臨書に使える全文の拓本画像・釈門も記載
美人董氏墓誌(びじんとうしぼし)について解説 美人董氏墓誌の全体 美人董氏墓誌です。 墓誌(ぼし)とは 墓誌とは、お墓におさめられている亡くなった方の情報が彫られた石碑のことです。 中国清時代の嘉慶・道光年間(1796~1851)に陝西省興平県で出土... -
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李白文書(りはくもんじょ)について解説【李柏尺牘稿】
李柏文書(りはくもんじょ)について解説 李柏文書(李柏尺牘稿)① ※クリック/タップで拡大 李柏文書(李柏尺牘稿)② ※クリック/タップで拡大 李柏文書」ともいいます。 1909年、日本の大谷光瑞(1876〜1948)が組織した大谷の地で発見しました。 作者は... -
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張猛龍碑(ちょうもうりゅうひ)について、書風・特徴を解説/臨書に使える全文の画像、釈門
張猛龍碑(ちょうもうりゅうひ)の基本情報 張猛龍碑の原碑 張猛龍碑の拓本 北魏・正光2年(522) 山東省曲阜の孔子廟内“漢魏碑刻陳列室”(通称“孔廟碑林”)にあります。 石碑は198.2×87.3㎝。碑文は26行、行ごとに46字。額は3行12字で、額の背面や碑陰... -
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姨母帖と喪乱帖について解説/王羲之の真跡にもっとも近い法帖
王羲之」です。 「姨母帖」は20歳代の若いころの作品であり、「喪乱帖」は晩年の作品です。 姨母帖と喪乱帖について紹介していきます。 姨母帖(いぼじょう)について 王羲之「姨母帖」 姨母帖は、『万歳通天進帖』という巻の冒頭にあります。 姨母んだ手... -
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皇甫誕碑(こうほたんひ)について解説/特徴・書き方/臨書に仕える全文画像も掲載/欧陽詢の楷書作品
皇甫誕碑について解説 皇甫誕碑の原碑 皇甫誕碑#1 タップ/クリックで拡大 皇甫誕碑える内容の碑です。 碑文は于志寧が揮毫しました。 碑が建てられた年月の記載がないため、欧陽詢が何歳のときの作品なのかは分かりませんが、晩年のころとされています... -
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温彦博碑(おんげんはくひ)について解説/欧陽詢の楷書作品
温彦博碑について 温彦博碑の原石 唐を許された功臣の石碑が多く建てられています。 温彦博碑を許された功臣の石碑の1つです。 「虞恭公碑」とも呼ばれています。 碑の銘文は当時の大官、岑文本(595~645)が撰文し、欧陽詢が揮毫しました。 欧陽詢が81... -
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化度寺碑について解説/欧陽詢の楷書作品
化度寺碑について解説 化度寺碑 敦煌本 化度寺碑の銘文が書かれていいます。 正しくは「化度寺碑故邕禅師舎利塔銘」といいます。 銘文は李百薬が書きました。 欧陽詢が75歳の時の作品です。 銘文に書かれている邕禅師とは 化度寺碑について紹介しておきま... -
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欧陽詢の楷書作品4つすべてを紹介/九成宮醴泉銘・化度寺碑・温彦博碑・皇甫誕碑
欧陽詢時代に楷書の典型を確立した人物です。 そんな彼の遺した楷書作品は、以下の4つが伝わっています。 九成宮醴泉銘(貞観6年・632) 化度寺碑(貞観5年・631) 温彦博碑(貞観11年・637) 皇甫誕碑(貞観年間) どれも唐の貞観が75~81歳という晩年...