書家

中国の書家

張芝(ちょうし)という書家について解説/草書の名手/作品も紹介

張芝(ちょうし)は中国の後漢ごかん時代(2世紀ごろ)の書家です。 後漢ごかん時代は、文字の発達段階において草書そうしょが発生した時期です。文字が発達するとともに、文字が上手だということで有名になる人物が現れてきました。 中でも今回紹介する張...
中国の書家

【王羲之の息子】王献之(おうけんし)について解説/作品の特徴や評価を紹介

王献之(おうけんし)は、蘭亭序らんていじょの作者として有名な王羲之おうぎしの息子で、彼も書道に優れていた人として有名です。 父の王羲之には7人の息子がいましたが、そのなかでも末っ子の王献之がもっとも優れていたようです。 そんな王献之とはどん...
中国の書家

鍾繇(しょうよう)について解説/鍾繇は王羲之が学んだ書家

書体が時代が進むにつれてうつり変わっていったなかで、もっとも大きな変化が起きたのは漢かん末から魏ぎ・晋しんへかけての、篆書てんしょ・隷書れいしょから楷書・行書・草書への移行でした。 このような時代にもっとも書をよくし、またもっとも指導的地位...
日本の書家

和様の書/書道においての【和様】とは?中国風と日本風の境界線はどこ?

\使いやすさを追求した書道筆/ 和様の書とは 「和様」について、『広辞苑こうじえん』によると、 日本在来の風。日本風。日本流。 鎌倉時代の大仏様・禅宗様建築に対し、平安以来わが国に行われてい来た系統の建築様式。蓮華王院本堂・興福寺東金堂など...
日本の書家

日本の書流の流れについて解説【世尊時流・法性寺流・青蓮院流】

日本の書流文化の原点は平安初期に活躍した空海くうかいです。 空海は中国(唐)に渡って、中国の書風を日本に持ち帰りました。 その空海が持ち帰った中国の書風を三筆さんぴつ(空海くうかい・嵯峨天皇さがてんのう・橘逸勢たちばなのはやなり)が日本に広...
日本の書家

三跡(三蹟)について解説・代表作品も紹介/国風文化で活躍した能書たち

平安へいあん時代初期(9世紀ごろ)に活躍した「三筆さんぴつ」(空海くうかい・嵯峨天皇さがてんのう・橘逸勢たちばなのはやなり)は前の奈良なら時代の伝流をうけて中国風の書(王羲之おうぎしの書法)を根底としました。 この三筆さんぴつにつづいて、そ...
日本の書家

空海の書道に関する伝説・逸話を紹介

空海にはいろいろな伝説や逸話があります。 今回は空海の書道に関する伝統や逸話を紹介したいと思います。 \使いやすさを追求した書道筆/ 空海は筆を選ばず 「空海は筆を選ばず」ということわざがあります。 これは空海がとても字が上手なので、書をか...
日本の書家

三筆について詳しく解説【3人代表作品や書風の特徴を紹介】

三筆さんぴつとは、平安時代初期に書をよくした3人(空海くうかい・嵯峨天皇さがてんのう・橘逸勢たちばなのはやなり)をまとめた呼び方です。 では、空海くうかい・嵯峨天皇さがてんのう・橘逸勢たちばなのはやなりの3人とはどんな人物だったのでしょうか...
書家

徐渭(じょい)とはどんな書画家だったのか詳しく解説

徐渭 花卉図巻 徐渭じょいは明みん時代後期の文人で、詩書画どれもよくしましたが、とくに画人として有名です。 自由奔放で大胆な画風が人気で、後の清しんの時代の画家にも大きな影響を与えた人物です。 そんな偉大そうに見える徐渭じょいですが、彼の人...
中国の書家

書道で活躍した皇帝・太宗(たいそう)について詳しく解説/書道の分野で功績を残した皇帝/代表作品の晋祠銘・温泉銘も紹介

中国唐とうの第2代皇帝太宗たいそう(李世民りせいみん)は、300年も続く唐王朝の基礎を築き、歴代屈指の名君めいくんと謳うたわわれる人物ですが、書道史上においてもまた多大な影響を及ぼした皇帝です。 九成宮醴泉銘きゅうせいきゅうれいせんめいを建...