書家

中国の書家

康有為(こうゆうい)について解説【碑学派の書論を著した】

康有為おうゆういが著した書論『広芸舟双楫こうげいしゅうそうしゅう』は、碑学尊重の書論で、日本においても碑学派が流行するにあたって翻訳され、大きな影響をあたえました。 今回は、『広芸舟双楫こうげいしゅうそうしゅう』を著した康有為こうゆういとい...
中国の書家

【清代の書道家】楊峴(ようけん)について解説/作品とその特徴

清しん時代初期、学書の対象とされはじめた漢碑かんぴの隷書は、清時代後期においても多くの人々によって学ばれ続けました。 漢碑のみを専門として、独自の様式を作り上げ、隷書の大家として後世に名をとどめるほどの人物となると、数は限られます。楊峴よう...
楷書

初唐の三大家とは?【彼らの功績・代表作品とその特徴】

『初唐しょとうの三大家さんたいか』とは、中国の唐とう時代初期に活躍した書道家、欧陽詢おうようじゅん・虞世南ぐせいなん・褚遂良ちょすいりょうの3人を合わせた総称です。 それぞれ独自の書風と特徴を持つ代表的な作品は、楷書の発展に大きく貢献しまし...
中国の書家

呉熙載(ごきさい)について詳しく解説:清時代の書道家・篆刻家/別名呉譲之(ごじょうし)

呉熙載(ごきさい)とは 呉熙載像 呉熙載ごきさい(1799年〈嘉慶4〉~1870年〈同治9〉)は、中国清しん時代の書道家・篆刻家です。 はじめ名前を廷颺ていよう、字あざなを熙載きさいといい、50歳以降、熙載きさいを名前とし、譲之じょうしを字...
中国の書家

欧陽通(おうようとう)を紹介/欧陽詢の息子

欧陽詢おうようじゅんが「初唐しょとうの三大家」の1人であり、楷書の典型の確立に大きく関係していることは有名な話です。 今回紹介する欧陽通おうようとうは、そんな欧陽詢おうようじゅんの息子で、彼も書道を得意としたことで有名です。 欧陽通(おうよ...
中国の書家

中国清時代の書道家・鄧石如(とうせきじょ)について解説

鄧石如(とうせきじょ)の基本情報 鄧石如像 鄧石如とうせきじょは、中国の清しん時代中後期に活躍した書道家・篆刻てんこく家です。篆書てんしょ・隷書れいしょが専門の書道家です。 1743年(乾隆8年)~1805年(嘉慶10年)、本名は琰えん、字...
中国の書家

清時代の書道家:趙之謙(ちょうしけん)について解説/特徴・隷書・行書の作品を紹介

趙之謙(ちょうしけん)の基本情報 趙之謙像(清代学者像伝第二集) 趙之謙ちょうしけん〈1829年(道光9年)~1884年(光緒10年)〉は、中国の清しん時代末期において、書・絵画・篆刻の世界でもっとも華やかで力強い作品を残した芸術家として有...
中国の書家

李邕(りよう)について詳しく解説/唐時代に活躍した行書専門の書道家

中国唐とう時代は、書道文化がとても発展した時代で、九成宮醴泉銘きゅうせいきゅうれいせんめいがつくられるなど、楷書が注目されました。 盛唐のころになると、楷書よりくだけた行書に優れた書人があらわれます。そのなかでも特にすぐれた書人が、今回紹介...
日本の書家

日本書道の歴史を時代ごとに解説/中国と日本の関係性

日本の書道の歴史は、中国の書道の流れが、その王朝の変化とともに影響を及ぼしています。 日本の書道の大部分は、中国の影響を受けているといっていいでしょう。 ただ、平安へいあん時代の後期になって、かな書道が生まれてから、日本特有の「和様わようの...
日本の書家

【江戸時代の書道家】巻菱湖(まきりょうこ)について解説/巻菱湖の千字文の画像

\使いやすさを追求した書道筆/ 巻菱湖(まきりょうこ)についての基本情報 巻菱湖(まきりょうこ)は、江戸時代後期に活躍した書家です。生卒は1777年~1843年(安永6~天保14)。 名は大任たいにん、字は致遠ちえん、雅号ははじめ弘斎こうさ...