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  4. 柳公権の玄秘塔碑(げんぴとうひ)について解説

柳公権の玄秘塔碑(げんぴとうひ)について解説

2025 4/12
中国の法帖 楷書
2025年4月12日

中国唐とう時代の書道家柳公権りゅうこうけんは、「唐とうの四大家」の1人、顔真卿がんしんけいの第1の後継者として有名です。

顔真卿は、どくとくな書風の楷書で有名ですが、柳公権はその書風を受け継ぎました。

今回は、そんな顔真卿がんしんけいの弟子柳公権りゅうこうけんの代表作品である「玄秘塔碑げんぴとうひ」について紹介します。

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目次
  1. 柳公権について
    1. 書道家としての柳公権
  2. 玄秘塔碑について
    1. 碑の主人公端甫(たんほ)について
    2. 碑の文章を考えた裴休(はいきゅう)について
  3. 玄秘塔碑の特徴

柳公権について

柳公権像
柳公権像

柳公権りゅうこうけん(778年〈大暦13年〉~865年〈咸通6年〉)は、京兆華原県けいちょうかげんけん(陝西)の人です。

字あざなは誠懸せいけん。

河東かとうの名族柳りゅう氏の出で、父の子温しおんは丹州刺史たんしゅうしし、兄の公綽こうしゃくは御史大夫ぎょしたいふ、山南東道節度使せつどし、兵部尚書へいぶしょうしょなどを歴任した大官で、柳公権はこうした家庭環境のなかで育ちました。

幼少より学問を好み、『新唐書』は12歳にしてすでに辞賦じふに巧みであったといい、経学けいがくに明るく、とりわけ春秋左氏しゅんじゅうさしでんに精通していました。

806年(元和初年)、科挙かきょ(官僚登用試験)に合格して進士しんしに及第し、秘書省ひしょしょう校書郎こうしょろうとなり、その後、兄公綽こうしゃくの斡旋あっせんにより右司郎中うしろうちゅう、弘文館学士こうぶんかんがくしとなりましたが、ほとんど侍書学士として穆宗ぼくそう・敬宗けいそう・文宗ぶんそう・宣宗せんそうの緒帝に仕え、とくに文宗ぶんそうの信任を得て、中書舎人ちゅうしょしゃじん、翰林侍書学士りんかんじしょがくしに任命されました。838年(開成3年)工部侍郎こうぶじろうに転じ、学士承旨がくししょうしにうつります。

やがて武宗ぶそうがたつと右散騎常侍うさんきじょうじとなり、さらに集賢院学士しゅうけんいんがくし知院事ちいんじとなりますが、李徳裕りとくゆうに嫌われて

太子詹事たいしせんじ(皇太子付きの閑職)に左遷させんされ、賓客ひんきゃくに改められました。

李徳裕りとくゆうは国粋主義・理想主義を標榜する門閥派の領袖で、一方の現実主義的な牛僧孺ぎゅうそうじゅ派と対立していたのですが、柳公権は後者に属していたため地位を下げられてしまったのです。

しかし、地方へ追いやられることもなく、40年以上も中央政府におり、その間、文芸と書をもって緒帝に奉仕するにふさわしい官職を与えられました。

宣宗せんそうの大中だいちゅう年間、河東郡かとうぐん開国公かいこくこうに封ぜられ、国子祭酒にこくしさいしゅ復し、工部尚書こうぶしょうしょをへて、太子少傅たいししょうふより同少師しょうしに進みましたが、やがて太子太保たいしたいほをもって官職を引退し、865年(咸通6年)88歳で亡くなり、太子太師たいしたいしを贈おくられました。

書道家としての柳公権

柳公権は、よく「顔柳二家」と並称されるように、顔真卿がんしんけいの第1の後継者として有名です。

顔真卿がんしんけいは安禄山あんろくざんの乱によって突如として歴史の上に登場し、李希烈りきれつの乱において悲劇の主人公として凜烈な生涯を終えたのに対し、
柳公権の方は官僚としても平穏な道を歩み、その間に書家として大成し、盛名一時に高くなりました。

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顔真卿(がんしんけい)について詳しく解説【彼の壮絶な人生、書風の特徴、書き方を解説】 盛唐の中の双璧とされています。 顔真卿の楷書は、独自性を強く打ち出した豪快な書風で、楷書の表現に大きな変革をもたらしました。 初唐の三大家(欧陽詢)に顔真卿を…

彼が研究した近代の筆法とは、やはり顔真卿の書法が中心になっていたでしょう。

柳公権は行書、草書も巧みであったといいますが、やはり楷書の名手ということができます。

楷書の作品例としては、

  • 金剛経こんごうきょう(長慶4年・47歳)
  • 李晟碑りせいひ(太和3年・52歳)
  • 馮宿碑ふうしゅくひ(開成2年・60歳)
  • 符璘碑ふりんひ(開成3年・61歳)
  • 玄秘塔碑げんぴとうひ(会昌元年・64歳)
  • 神策軍紀聖徳碑しんさくぐんきせいとくひ(会昌3年・66歳)
  • 劉沔碑りゅうべんひ(大中2年・71歳)
  • 高元裕碑こうげんゆうひ(大中7年・76歳)
  • 魏公先廟󠄀碑ぎこうせんびょうひ(大中10年・79歳)

などが挙げられます。

柳公権の碑刻は、顔真卿の碑と同じようにその数の多く、これらのなかでも彼の代表作品として古来謳われるのが今回紹介する玄秘塔碑げんぴとうひです。

玄秘塔碑について

玄秘塔碑げんぴとうひは、大達法師だいたつほうし・端甫たんほの業績と、その遺骨が納められた塔である玄秘塔げんぴとうの由来を記した碑です。

碑石は現在も陝西省博物館せんせいしょうはくぶつかん(西安碑林)に保管されています。

篆額12字「唐故左街僧録大達法師碑銘」が3行4字で書かれ、碑身は28行、毎行54字に区画されています。
額、本文ともに柳公権の書です。このとき柳公権は64歳です。

文章を考えた撰者は裴休はいきゅうです。

碑の主人公端甫(たんほ)について

碑の主人公である端甫たんほ(770~836)は、陝西せんせい省天水てんすいの人です。俗姓は趙ちょう氏。

長安ちょうあんの安国寺あんこくじの僧侶で、797年(貞元13年)徳宗皇帝に召されて信任を得て、常に宮廷に出入りして皇太子(のちの順宗)に親侍し、のち憲宗の知遇を得て、806年(元和元年)には左街僧録(寺院の総取締役)・内供奉となりました。

その後、内外の尊崇を受け、多くの優れた門弟にめぐまれながら、文宗の836年(開成元年)6月1日、67歳で亡くなりました。
それから5年後の841年(会昌元年)にいたりこの玄秘塔碑が建てられました。

碑の文章を考えた裴休(はいきゅう)について

文章を作った撰者の裴休はいきゅうは、河南かなん済源せいげんの人で、字は公美こうび。

進士しんしに及第して官途かんとに就き、宣宗の852年(大中6年)から宰相の位に就き、財政方面で活躍しました。熱心な仏教信者で、僧侶との交友も広く、彼自身も仏典を深く研究し、教理にも精通していました。

文章に長け、柳公権りゅうこうけんの影響を受けて書も得意だったようです。
彼の代表作品である圭峰褝師碑けいほうぜんじひには柳公権が篆額を書いており、この玄秘塔碑とともに2人の親密な関係をうかがい知ることができます。

玄秘塔碑の特徴

玄秘塔碑を書いた柳公権は、顔真卿の弟子なので、顔真卿の書風に似ています。

よく「顔筋柳骨」という言葉があるように、柳公権の書は顔真卿に比べると線が細く、骨ばっています。

字形も顔真卿のように方形ではなく、やや縦長です。

そして字形と筆遣いをよく整理し、洗練された結果、顔真卿よりもみるからに骨ばり、縦長の字形の美しさだけが目立つようになりました。

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