大人が書道教室を選ぶ7つのポイント|失敗しない始め方

大人初心者のためのおすすめ書道教室は?選び方とおすすめポイント アイキャッチ画像

大人が書道教室を選ぶときは、通いやすさよりも「先生の得意分野」と「本当にかかるお金」を先に確認するのが正解です。SHODO FAMの書道講師が、教室運営と指導の現場で見てきた「失敗しない7つのポイント」を、ありのままに解説します。

書道は、字をきれいに書くための習い事ではなく、自分と向き合う時間を取り戻すための道具です。それでも、教室選びを一度間違えると「月謝は安かったのに道具代と展覧会費で負担が増えた」「先生の書風が自分に合わなかった」など、後悔につながるケースは少なくありません。

この記事では、はじめての教室選びで後悔しないための7つのチェックポイントと、書道業界の裏側まで、現役の書道講師がまとめて解説します。月謝の相場、先生の得意不得意、道具の優先順位、賞の仕組みまで、読み終わるころには「自分に合った教室の見極め方」がわかります。

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この記事でわかること
  • 大人の書道教室選びで失敗する典型パターンと、先に確認すべき2つの軸
  • 月謝以外にかかる「見えない費用」の内訳と、対面・オンライン・通信の比較
  • 先生の「得意分野」の見極め方と、コース別に専門講師がいる教室を選ぶ理由
  • 書道業界の裏側(賞の枠・お礼金・派閥)と、そこに振り回されない学び方
目次

大人が書道を始めるなら、教室選びが9割

書道を続けられるかどうかは、実力でもセンスでもなく「最初に選んだ教室」でほぼ決まります。大人の習い事で挫折する最大の理由は、時間がないことではなく、通っている教室が自分に合っていないと気づいたまま通い続けてしまうことです。

書道教室(しょどうきょうしつ)とは、筆と墨を使って字の書き方を学ぶ教室の総称で、大人向けには大きく「対面教室」「オンライン教室」「通信講座」の3つのスタイルに分かれます。それぞれで学べる内容・費用・自由度が大きく違うため、最初の選択が合っていないと、数ヶ月で手が止まってしまうことも珍しくありません。

「合わない教室」に通い続けるとどうなるか

合わない教室に通い続けたときに起こりやすいのは、上達の停滞ではなく「書道そのものが嫌いになること」です。先生の書風が自分の好みと違う、質問しづらい雰囲気、月謝以外の出費がかさむ、評価基準がよくわからない——こうした小さなストレスが積み重なると、筆を持つことが楽しみではなく義務に変わってしまいます。

さらに厄介なのが、一度通い始めると辞めづらくなることです。先生や生徒との関係ができてしまうと「途中で辞めるのは失礼かもしれない」と感じ、合わないまま続けてしまう方は本当に多いです。だからこそ、入会する前に確認できることは全部確認しておく。これが、大人の書道で後悔しないための最大のコツです。

この記事でわかる7つのチェックポイント

次の章からは、大人の書道教室選びで実際に失敗しやすい7つのポイントを、それぞれの章で詳しく解説します。「習字と書道の違い」「月謝と本当にかかるお金」「先生の得意分野」「通い方のスタイル」「教室の雰囲気」「段位・資格」「道具の揃え方」の7つを順に確認していけば、自分にぴったり合う教室の条件が自然と見えてきます。

ポイント1|「習字」と「書道」の違いを知る

教室選びで最初に確認すべきは「習字を教える教室」なのか「書道を教える教室」なのかという点です。言葉は似ていますが、目指すゴールと指導スタイルが別物で、この違いを知らずに入会すると「思っていた内容と違った」とミスマッチが起きます。

ざっくり言えば、習字は「正しく美しい字を書く」学習で、書道は「字で自分を表現する」芸術です。子ども向けの教室は習字寄り、大人向けのカルチャーセンターや専門教室は書道寄りという傾向がありますが、看板にどちらが書かれていても中身は必ず確認したほうがよいです。

習字=正しく美しい字を書く学習

習字は、お手本どおりにきれいな字を書く練習が中心です。小中学校で経験した「書き初め」のイメージに近く、楷書を中心に基本的な点画を繰り返し練習します。実用的な美文字を身につけたい、のし袋や年賀状をきれいに書きたい、という目的ならこちらが合っています。

書道=字で自分を表現する芸術

書道は、楷書だけでなく行書・草書・かな・篆書(てんしょ)・隷書(れいしょ)など多様な書体を学び、最終的には自分の感性で字を書くことを目指します。お手本はあくまで基礎練習の手段で、上達するほどお手本から離れていくのが書道です。字を書くこと自体を、自分を表現する手段として楽しみたい人には、こちらのほうが長く続きます。

習字と書道の違いをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事で書写との違いも含めて解説しています。
「習字」と「書道」の違いとは?書写との違いもわかりやすく解説

ポイント2|月謝と「本当にかかるお金」を確認する

大人向け書道教室の月謝相場は、対面で月5,000〜10,000円、オンラインで月3,000〜5,000円が中心です。ただし、この月謝だけを見て教室を選ぶと、あとから道具代や展覧会費で予算を大きく超えてしまうことがあります。

教室ごとに、月謝や教材費、道具代などの費用は違います。「月謝が安いと思って入ったら、後から道具代やお礼金がかさんで、結果的に他の教室より高かった」というのはよくある話です。入会前に、年間でいくらかかるのかをトータルで把握しておくことが、長く続けるための第一歩です。

月謝の相場は5,000〜10,000円

対面教室では、月3〜4回のレッスンで5,000〜10,000円が中心価格帯です。カルチャーセンターや地域の個人教室は比較的安く、書道会派の本部教室や都心の専門教室ほど月謝が上がっていきます。オンライン教室は、教室維持費や教材配布のコストが抑えられる分、月3,000〜5,000円とリーズナブルな傾向があります。

見落としがちな道具代・展覧会費・お礼金

月謝以外にかかる代表的な費用には、次のようなものがあります。入会前には必ず確認しておきたい項目です。

  • 入会金(3,000〜10,000円)
  • 道具代(筆・墨・硯・半紙・文鎮の初期セットで5,000〜15,000円)
  • 教材費(月謝に含まれる教室と別途請求の教室がある)
  • 昇級・昇段審査料(1回2,000〜5,000円が目安)
  • 展覧会の出品料(1回5,000〜30,000円、会場費・表具代含む)
  • お礼金・会費(会派に所属する場合)

特に展覧会の出品料と会派のお礼金は、入会前の案内に書かれていないことが多いので、体験レッスンの際に直接聞いておくと安心です。月謝・道具代・年間行事費まで含めて具体的な費用を整理したい方は、こちらの記事を先に読んでおくと失敗しにくいです。
月謝5,000円で足りる?書道講師が教える「本当にかかるお金」と教室の選び方

ポイント3|先生の「得意分野」を見極める

書道教室選びで意外と見落とされるのが、先生の得意分野と指導系統です。書道の先生といっても全員が同じではなく、楷書が得意な先生もいれば、かな書きが専門の先生、芸術系の創作書道を得意とする先生もいます。自分が学びたい書体と、先生の得意分野がずれていると、上達の壁にぶつかりやすくなります。

書道の世界には大きく分けて「芸術系」と「教育系」という2つの系統があり、指導スタイルもまったく違います。業界の基本は芸術系の書道で、個人の感性や表現を重視します。一方、教育系は学校教育に寄った実用的な美文字指導が中心です。どちらが良い悪いではなく、自分の目的に合う系統を選ぶことが重要です。

芸術系と教育系で指導スタイルが違う

芸術系の先生は、楷書・行書・草書・かな・篆刻・創作など幅広い書体と表現を教えます。お手本どおりに書けるかどうかより「自分らしく書けているか」を重視するため、長く続けるほど書の世界の奥深さを味わえます。一方で、教育系の先生は学校教育に基づいた美文字指導が中心で、実用性は高いものの、書道の芸術面にはあまり踏み込みません。教育系は将来のキャリアの選択肢が狭くなりやすい側面もあります。

コース別に専門講師がいる教室を選ぶ理由

大人の書道でもう一つ重要なのが「先生の得意不得意問題」です。1人の先生が楷書からかな、創作までを全部教える教室では、先生自身があまり得意ではない書体はどうしても指導が薄くなります。これは先生の技術不足というより、どんなに経験豊富な講師でも専門外の領域は存在するという当然の話です。

SHODO FAMのオンライン書道教室では、この課題を解消するためにコースごとに専門の講師が指導にあたります。楷書の基礎は楷書を専門とする講師が、行書・草書は行書・草書を得意とする講師が担当するので、どの書体を学んでも同じクオリティで指導を受けられます。「先生の得意分野に偏らず、幅広く学びたい」という大人の方には特に合う仕組みです。
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ポイント4|通い方のスタイルを決める

大人の書道教室は「対面・オンライン・通信」の3スタイルから、自分のライフスタイルに合うものを選びます。どのスタイルが一番よいかは人によって違うので、それぞれの特徴を比較してから決めるのが失敗しないコツです。

下の比較表は、大人の初心者が気にするポイントを中心にまとめたものです。費用の安さだけでは決められないので、自分の生活スタイルと照らし合わせて判断してみてください。

比較項目対面教室オンライン教室通信講座
月謝の目安5,000〜10,000円3,000〜5,000円2,000〜4,000円
直接指導あり動画+写真添削添削のみ
時間の自由度低い(曜日固定)高い(好きな時間)高い(好きな時間)
質問のしやすさその場で可能メッセージで可能やや難しい
道具のサポート貸出あり基本は自前セット販売あり
継続のしやすさ雰囲気次第高い中程度
向いている人じっくり通える人忙しい社会人マイペース派

対面教室のメリット・デメリット

対面教室の最大のメリットは、先生からその場で直接指導を受けられること、筆の動かし方を横で見せてもらえること、そして他の生徒との交流があることです。一方で、通学時間がかかる、曜日が固定される、月謝が比較的高い、という負担もあります。自宅や職場から20分以内に通える距離で、平日夜か週末に必ず時間を確保できる人に向いています。

オンライン教室のメリット・デメリット

オンライン教室は、自宅にいながら好きな時間に学べる手軽さが最大の魅力です。通学の時間と交通費がかからず、動画教材を何度でも見返せるので、自分のペースで復習できます。仕事や家事の合間、休日の空いた時間など、ライフスタイルに合わせて無理なく続けやすい学び方です。

デメリットは、筆の動きをその場で修正してもらえないこと、モチベーション管理が自己責任になりやすいことです。ただし、写真添削と動画解説がしっかりしている教室を選べば、対面に近い指導を受けられます。大人の初心者が続けやすい学び方としては、いまは一番バランスが取れている選択肢です。

通信講座のメリット・デメリット

通信講座は、郵送で作品を送って添削してもらう昔ながらのスタイルです。月謝が安く、自分のペースで進められる反面、添削が届くまでタイムラグがあり、質問したいときにすぐ聞けないのがネックです。手紙のやり取りが好きで、長期的にマイペースに続けたい人には合いますが、上達を急ぎたい大人初心者にはオンライン教室のほうが向いています。

比較検討をさらに深めたい方は、人気のオンライン書道教室を料金とサービス内容で比較したこちらの記事もあわせてご覧ください。
【2026年最新】おすすめオンライン書道教室10選!料金を比較

ポイント5|教室の雰囲気と生徒との相性

教室のホームページや口コミだけで判断せず、体験レッスンで自分の目で雰囲気を確認するのが失敗しないコツです。どんなに条件がよくても、実際に通ってみて居心地が悪いと続きません。

体験レッスンは、多くの教室が用意している初回見学制度で、教室の空気感・先生の人柄・他の生徒との距離感を実際に体感できます。無理に申し込ませようとする教室より、「じっくり検討してください」と言ってくれる教室のほうが、大人の初心者には安心です。

体験レッスンで確認すべき3つのこと

体験レッスンに行くときは、次の3つを意識して見てみてください。どれも言葉で説明されただけではわからない、現場でしかわからないポイントです。

  • 教室の空気感|写真や口コミでは伝わらないリアルな雰囲気を、自分の目で確かめる
  • 先生との相性|質問のしやすさ、説明のわかりやすさ、ペース配分が自分に合うか
  • 生徒層との相性|同世代がいるか、年齢層が極端に偏っていないか、交流の距離感

体験レッスンを受けるときは、動きやすく墨がついても気にならない服装で行くとスムーズです。事前に聞きたいことをメモしておくと、緊張しても聞き忘れがありません。質問リストには月謝以外の費用、年間行事、退会時のルールを必ず入れておきましょう。

「辞めづらい」を避けるチェックリスト

入会前に確認しておくと、あとから辞めづらくなるリスクを減らせます。体験レッスンのときに遠慮なく聞いてしまいましょう。

  • 退会の連絡方法と、退会月の月謝の扱いは明文化されているか
  • 会派や団体への強制加入はないか、出品料の強制はあるか
  • 長期休会の制度はあるか、休会中の月謝はどうなるか
  • 振替制度はあるか、振替の有効期限はどれくらいか

ポイント6|段位・資格は必要か?

結論から言うと、大人の初心者が書道を始めるとき、段位や資格を最初から目指す必要はありません。段位を取ること自体は励みになりますが、教室選びの基準にしてしまうと、本来の学びの目的から逸れてしまうことがあります。

書道の段位(だんい)とは、会派や団体が独自に定めた昇級・昇段の基準で、10級からスタートして段位へと上がっていく仕組みです。ただし、この基準は会派によってまったく異なり、全国共通の公的資格ではありません。A会派の3段とB会派の3段は、実力の目安が違うこともよくあります。

段級位の仕組み(会派によって基準が異なる)

段位を取得するには、会派が主催する昇級・昇段審査を定期的に受け、月々の課題作品を提出して評価されるのが一般的な流れです。審査には1回2,000〜5,000円の料金がかかり、段位が上がるほど審査料も上がっていきます。審査を受けないと昇級しないので、続けている実感を得たい人には向いていますが、必須ではありません。

資格取得を目指すなら確認すべきこと

将来的に師範資格を取って教室を開きたい、履歴書に書ける資格がほしいという目的がある場合は、入会前に「どの会派のどの段位まで取れるか」「師範取得までの費用と年数はどれくらいか」を必ず確認しておきましょう。会派によって制度がまったく違うため、途中で方向転換しようとしても簡単にはいきません。

書道の段位や資格を履歴書に書く方法、そして実際にどこまで役立つのかを整理したい方は、こちらの記事が参考になります。
書道の段位や資格は履歴書に書ける?書き方と活用法を徹底解説

ポイント7|道具は最初から揃えなくてOK

大人の初心者が書道を始めるのに必要な道具は、筆・墨・硯・半紙・文鎮の5点だけで十分です。いきなり高級な道具を揃える必要はなく、初心者セットで5,000〜15,000円から始められます。

書道用具は種類が多く、こだわり始めると奥が深い世界ですが、最初は必要最低限からで十分です。筆やお手本にこだわるより、まずは書き始めて、実際に練習しながら「もう少し硬い筆が欲しい」「半紙をもう少し厚いものに変えたい」と感じたときに道具を買い足していくほうが、結果的に無駄が出ません。

最低限必要な5つの道具

書道を始めるときに最初に揃える5つの道具は次の通りです。初心者向けのセットであれば、文具店や書道専門店、通販でもまとめて購入できます。

  • |まずは太筆が1本あればOK。名前書き用に小筆があると便利
  • 墨(すみ)|初心者には液体墨が手軽。固形墨は余裕ができてから
  • 硯(すずり)|液体墨を入れて使う容器。プラスチック製でも十分
  • 半紙(はんし)|練習用の書道紙。100枚単位でまとめて買っておくと安心
  • 文鎮(ぶんちん)|半紙がずれないように固定する重り

初心者におすすめの筆の選び方

最初に選ぶ筆は、柔らかすぎず硬すぎない中鋒(ちゅうほう)の太筆が扱いやすいです。毛質は馬毛と羊毛の兼毛(けんもう)が一般的で、最初の1本としては2,000〜5,000円クラスで十分です。筆は使い込むほど手になじむので、最初から高級品に手を出さず、まず1本を使い倒してみるのがおすすめです。

書道を続けていくうちに「自分に合った筆」が欲しくなってきます。そのとき慣れてきたら自分に合った筆を探す楽しみも、書道の醍醐味の一つです。現役の書道講師が選んだおすすめの書道筆をランキング形式で紹介している記事も参考になります。
【書道講師が厳選】おすすめの書道筆ランキング2026

筆のサイズの違いや洗い方・乾かし方・保管方法まで、道具の扱い方を丁寧に知りたい方はこちらもあわせてどうぞ。
筆の選び方や扱い方を解説:サイズ、洗い方、乾かし方、保管方法

書道講師から見た「続く人」と「続かない人」の違い

大人の書道で長く続く人には、共通する3つの特徴があります。それは「完璧を目指さないこと」「苦手な筆づかいから逃げないこと」そして「書道業界の仕組みに振り回されないこと」です。

書道講師として多くの大人の生徒を見てきて、才能よりもこの3つの姿勢を持っている人のほうが、結果的に上達が早く、長く楽しめていると感じます。逆に、最初から完璧を求めたり、苦手な部分を勢いでごまかしてしまう人は、途中で伸び悩みやすい傾向があります。

完璧を目指さず、添削をどんどん受ける

書道初心者の頃は「もっと上手になってから先生に見せよう」と思いがちですが、これは上達を遅らせる典型的なパターンです。書道は、プロでも「これで完璧」と思える一枚を書けることはまずありません。「だいたい書けたかな」と思った段階でどんどん添削を受けて、自分では気づけない癖を早く知ることが、上達への近道です。

苦手な筆づかいこそ丁寧に向き合う

苦手な筆づかいを「勢い」や「簡単な筆づかい」でごまかしてしまうと、技術の土台が育たず、その先の表現力や魅力ある書につながりません。たとえば「永」の字に含まれる八つの基本点画(永字八法)は、書道の基礎がすべて詰まっているといわれる練習です。苦手な部分こそ丁寧に、そして正面から向き合うことが、書道の深さと楽しさを味わう第一歩になります。

書道の「賞の枠」の仕組みを知っておく(業界裏話)

ここで、大人の書道を始める前にぜひ知っておいてほしい業界の現実をお伝えします。書道の世界では、展覧会の賞の枠があらかじめ「先生ごと」に決まっているという現実があります。つまり、どの先生の生徒が何人入賞するか、入賞の順位まで、先にある程度決まっているというのが現場の実態です。

もっと踏み込むと、賞がほしいのであれば、評価権を持つ「偉い先生」に高い月謝やお礼金を払い続ければ、いくらでも受賞できる仕組みがあるのが書道業界の実情です。これは悪意で言っているのではなく、会派という組織を維持するために長年積み上がってきた文化的な構造です。初心者の方が知らずに足を踏み入れると「こんなに頑張っているのにどうして評価されないのか」と悩むことになるので、前提として知っておくべき話です。

さらに、先生ごとに異なる書風を「正解」として示し、あえて派閥を作ることで差別化を図る流れもあります。ですが、それはシステムの都合で作られた「見せかけの正解」にすぎません。本当に大切なのは、賞の枠にとらわれることではなく、学ぶべき基本を丁寧に積み重ねながら、自分自身の感覚で書と向き合い、自分なりの書を見つけていくことです。誰かのためにではなく、自分のために筆を持つ。その積み重ねが、あなた自身の書を深めていきます。

SHODO FAMのオンライン書道教室の特徴

SHODO FAMのオンライン書道教室は、コース別に専門の講師が指導する仕組みと、1回10分から学べる無理のないカリキュラムが特徴です。「先生の得意不得意で指導の質が変わる」という書道教室の弱点を解消することを目的に設計されています。

従来の書道教室では、1人の先生がすべての書体を教えるのが一般的でした。ですが、どんなに経験豊富な先生でも得意不得意は必ずあります。SHODO FAMでは、楷書・行書・草書・かな・創作などのコースごとに、その書体を専門とする講師が指導を担当するため、どの書体でも一定のクオリティで学べる仕組みになっています。

コース別の専門講師が指導

書道業界の基本は芸術系で、個人の感性と表現を大切にする流れです。SHODO FAMの講師陣も、芸術系書道をベースにコース別の専門性を持ってカリキュラムを組んでいます。学校教育寄りの美文字指導だけでは将来のキャリアが狭くなりやすいですが、芸術系の基礎を押さえておけば、趣味としても創作活動としても長く楽しめます。

1回10分・スマホでOK・初月半額

大人が書道を続けられない一番の理由は「時間がない」ことです。SHODO FAMのレッスンは1回10分から学べる内容に区切られているので、仕事の合間や寝る前のスキマ時間でも無理なく続けられます。スマホでも受講できるため、ダイニングテーブルや書斎の一角、どこでも書道の時間を確保できます。

  • 基礎から学べるステップ式レッスン(楷書から創作まで順を追って習得)
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よくある質問(FAQ)

大人の書道教室選びで、読者の方から実際によく聞かれる質問をまとめました。体験レッスンを受ける前に一度目を通しておくと、悩みがクリアになります。

Q1. 書道は何歳から始めても上達しますか?

A. 書道は何歳から始めても上達します。むしろ大人になってからの方が、子どもの頃より集中力があり、自分の癖を客観的に直せるため、上達のペースが早いこともあります。大切なのは年齢ではなく、継続することと、添削を素直に受け入れる姿勢です。50代・60代から始めて書道に夢中になる方も珍しくありません。

Q2. 道具は教室で借りられますか?

A. 対面教室では多くの場合、体験レッスン時に道具一式を借りることができます。入会後も、初心者向けに道具の貸し出しや販売を行っている教室が一般的です。オンライン教室の場合は自分で道具を準備する必要がありますが、筆・墨・硯・半紙・文鎮の初心者セットで5,000〜15,000円程度から始められます。

Q3. オンライン書道教室で本当に上達できますか?

A. 添削と動画解説が充実したオンライン教室であれば、対面と遜色ない上達が可能です。むしろ、動画を何度でも見返せる、自分のペースで復習できる、質問をテキストでじっくり書けるという点で、対面よりも学習効率が高いと感じる大人の方も多いです。上達の鍵は教室の形式よりも、講師の指導品質と自分の継続力にあります。

Q4. 月謝以外にかかる費用はどれくらいですか?

A. 対面教室では、入会金3,000〜10,000円、初期道具代5,000〜15,000円、昇級審査料が年間数千〜1万円、展覧会の出品料が1回5,000〜30,000円ほどかかるのが一般的です。会派に所属する場合はお礼金や会費が別途必要になることもあります。オンライン教室は月謝と初期道具代のみで済むことが多いので、トータル費用を抑えやすい選択肢です。

Q5. 書道の資格は就職や転職に役立ちますか?

A. 書道の段位や師範資格は、履歴書に書くことができ、教養や継続力のアピールになります。ただし、会派によって基準が違うため、採用側がどう評価するかは業界や職種によって異なります。書道講師や書道関連の仕事を目指す場合は有利になりますが、一般企業では「継続して学んでいる姿勢」が評価される側面が強いです。詳しくは別記事で解説しています。

まとめ|まずはオンラインで試してから決めても遅くない

大人の書道教室選びは、通いやすさよりも「先生の得意分野」と「本当にかかるお金」をまず確認することが失敗しないコツです。そして、いきなり対面教室に入会する前に、一度オンラインで試してみるのが、もっとも安全な始め方だと思います。

ここまで紹介した7つのポイントを振り返ると、大人が後悔しない教室選びの軸が見えてきます。「習字と書道の違いを知る」「月謝と見えない費用を確認する」「先生の得意分野を見極める」「通い方のスタイルを決める」「教室の雰囲気を体験する」「段位・資格は後から考える」「道具は最低限から始める」。この7つを押さえれば、自分に合った学び方が必ず見つかります。

「いきなり教室に通うのは不安」「忙しくて決まった時間に通うのが難しい」という方には、SHODO FAMのオンライン書道教室がちょうどよい入り口になります。1回10分から学べて、スマホでも受講可能で、初月半額で試せるので、まず試してみて自分に合うかを確かめてから続けるかどうかを決められます。コース別の専門講師が指導する仕組みなので、書道業界の「先生の得意不得意問題」に悩まされることもありません。

書道は、大人だからこそ深く楽しめる芸術です。経験や感性が字に自然と表れ、年齢を重ねたからこそ味わえる深みがあります。焦らず、自分のペースで、まずは一歩踏み出してみてください。
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