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董其昌(とうきしょう)について解説/彼の書に対する考え、代表作品を紹介

2025 4/12
中国の書家
2025年4月12日

董其昌(とうきしょう)は明みんの時代の書家で、とくに行草作品が有名です。

今回は、董其昌はどんな人だったのか、彼の書に対する考え、代表作品を紹介していきます。

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目次
  1. 董其昌の基本情報
  2. 董其昌の人生
  3. 董其昌の書
    1. 董其昌が学んだ古典
    2. 董其昌の書に対する考え
  4. 董其昌の代表作品
    1. 行草書巻(行草書羅漢賛等書巻)(らかんさんとうしょかん)
    2. 菩薩蔵経後序(ぼさつぞうきょうこうじょ)

董其昌の基本情報

董其昌
董其昌

董其昌とうきしょう(1555~1636)明代後半を代表する文人画家、書家。

字あざなを玄宰げんさい、雅号がごうを思白しはく・思翁しおう、諡おくりなは文敏といいます。

松江しょうこう県上海しゃんはいの人です。

34歳で科挙かきょ(官僚登用試験)に合格してから、82歳で亡くなる2年前までほとんどの人生を官僚として生きました。

董其昌の人生

董其昌とうきしょうは、蘇州そしゅうの文人たち(祝允明しゅくいんめい・唐寅とういん・文徴明ぶんちょうめい)よりかなりおくれて生まれます。

真面目な性格の文徴明ぶんちょうめいが亡くなる少し前の、嘉靖かせい34年(1555)江蘇こうそ省松江しょうこう県華亭かていに生まれました。

家は貧しかったそうですが、少年の頃から天才と評判で、絵画の知識が豊富でした。

万暦ばんれき17年(1589)34歳の時、科挙かきょ(官僚登用試験)の進士しんし科を首席で合格して、翰林院かんりんいん庶吉士しょうきつし(エリートしか選ばれない)に選ばれます。

皇太子・常洛じょうらく(のちの光宗こうそう)の日講官や科挙の試験官を務めました。

そのころにはすでに書画家文人としての名前は広く知られていました。

彼は高級官僚の採用試験を通っていたので、いろいろな役につきましたが、長い間注目を受けるようなことはありませんでした。

しかし、皇帝の第一子が光宗となり、さらに禧宗がそのあとを継いだとき、太常少卿となり、国子司業をうけもちました。

次に太常卿にのぼり、翰林院侍読学士じとうがくし(皇室で学問を教授する者)を兼かねて「神宗実録しんそうじつろく」を編修へんしゅうしました。

やがて礼部右侍郎兼侍読学、協理線事府事から礼部左侍郎になり、さらに南京礼部尚となります。これらの官職の内容についてはよくわかりませんが、次第に高官にのぼっていったことはまちがいないでしょう。

ただ、このころは宦官かんがんの魏忠賢ぎちゅうけんが政権を独占していて、権力による弾圧が深刻をきわめていました。

そのため、董其昌は任官1年で辞職して、身の安全を優先しました。

その後、再度政界に復帰して、崇禎すうてい5年(1632)、78歳で礼部尚書れいぶしょうしょに任命されます。

2年後には特別に太子太保たいしたいほの職を加えて退官しました。

80歳でも健康で、疲れや老いを知らなかったそうですが、崇偵すうてい9年(1636)82歳の冬、痰咳を病んで亡くなりました。

董其昌の書

董其昌が生きた万暦時代は明文化が発達しきった時期です。

伝統文化も発展しきったばかりでなく、新しい思想や外国の学術までが一気に流れ込んできました。

董其昌は中央政府に務め、高位高官にのぼりつめていたおけげで優秀な学者文人とかかわることができ、その芸術的才能に磨きをかける結果となりました。

そんな書を完成させた董其昌の書に対する考え方は、彼自身が記した「画禅宝随筆」「容台集」のなかの「墨禅軒説」から読み取ることができます。

董其昌が学んだ古典

一族のものとともに府試(官吏登用の試験)を受けたとき、字が下手だという理由で成績は良かったのに第2位に落とされます。

このことがきっかけで17歳から習字を熱心に習うようになりました。

初めは唐とうの時代の人である顔真卿がんしんけいの多宝塔碑たほうとうひ、つぎに虞世南ぐせいなんを学びます。

しかし、唐の時代の書は魏ぎ・晋しんの時代の書に及ばないことをさとり、王羲之おうぎしの黄庭経こうていきょうや鍾繇しょうようの宣示表、力命表などを習いました。

そして3年もたつと、古人の書が理解できたと自負します。

つぎに、同じ明みん時代の祝允明しゅくいんめいや文徴明ぶんちょうめいの書を学ぼうとしますが、これらの書はただその形骸けいがい(内容のない外形だけのもの)を追うだけだとして、眼中に置かなくなりました。

ところが、嘉興かこうに行ったとき項元汴こうげんべんの家で所蔵されている豊富な真跡や、南京で王羲之の官奴帖かんぬじょうの真跡を見たことがきっかけで、肉筆でなければ書の本当の味わいが分からないとさとります。

董其昌が生きていた明時代ではすでに古人の真跡はほとんど残っておらず、碑法帖でしか見れませんでした。

「さとってからすでに27年も経つが、まだ自分の書は発展しない」
と嘆いています。

董其昌の書に対する考え

「容台集」の墨禅軒説で、真跡の鑑賞や臨模が書道にとっていかに大切であるかを力説しています。

また、「画禅室随筆」の中で、米芾べいふつ(1051~1107、宋時代の書家)の書を宋朝で1番と褒め、これを通じて顔真卿がんしんけいにさかのぼり、さらにさかのぼって王羲之おうぎしに到達しようとしました。

これは字の形よりもその精神をよくとらえようとした態度を示すもので、趙孟頫ちょうもうふのように字の形だけを追ったのに対する反省からきています。

趙孟頫の書を批判して、これを乗り越えることが、董其昌の生涯の目標であり、その根拠を米芾に求めたのでした。

董其昌の代表作品

董其昌の作品は多く伝わっていますが、特に49歳の時に書いた 行草書巻ぎょうそうしょかんを筆頭として、

董源瀟湘図巻跋とうげんしょうしょうずかんばつ・日月詩巻にちげつしかん・李太白詩巻りたいはくしかん 日照帖にっしょうじょうなどがその代表としてあげられます。

また、彼が長い一生の間に臨模した名跡も多く、今日に残っているものも少なくありません。

臨徐浩張りんじょこうちょう九齢告身巻きゅうれいこくしんかんは、原本にまさるとさえ言われる傑作の1つです。

行草書巻(行草書羅漢賛等書巻)(らかんさんとうしょかん)

董其昌の作品:行書書巻
董其昌:行書書巻

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