日本の書家

近衛信尹(このえのぶただ)を紹介/能書としての活躍【寛永の三筆】

近衛信尹(このえのぶただ)を紹介 近衛信尹筆:三十六歌仙帖1 近衛信尹このえのぶただ(1565~1614)は、安土・桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した能書のうしょ(書の巧みな人)です。初めの名は信基のぶもと、つぎに信輔のぶすけと改名、...
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荻生徂徠(おぎゅうそらい)を紹介:書家としての活躍

荻生徂徠(おぎゅうそらい)を紹介 川原慶賀筆:荻生徂徠肖像 荻生徂徠は、江戸時代中期の儒学者、思想家、文献学者です。 生没は1666年~1728(寛文6年~享保13年)。徳川綱吉の侍医方庵の子。江戸の生まれ。名前は双松なべまつ、徂徠そらいは...
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新井白石(あらいはくせき)を紹介

新井白石(あらいはくせき)を紹介 新井白石肖像画 生没は1657年~1725(明暦めいれき3年~享保きょうほう10年)。正済まさなりの子。江戸の生まれ。名前は君美きみよし、字あざなは済美、白石は雅号がごうです。 幼少のころから聡明で、若年の...
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北島雪山(きたじませつざん)を紹介

北島雪山(きたじませつざん)を紹介 細井広沢『紫薇字様』雪山肖像画 北島雪山(きたじませつざん)は江戸時代前期に活躍した書道家で、日本において唐様からよう(中国風)の書風の基礎を築いたことで注目されます。 生没は江戸時代の1636~1697...
日本の書家

松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)を紹介

松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)を紹介 松花堂昭乗作:三十六歌仙帖 松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)は、江戸時代に活躍した書道家、画家で、特に書道においては「寛永かんえいの三筆さんぴつ」の1人として数えられ、江戸時代を代表する書...
日本の書家

鳥丸光広(からすまるみつひろ)を紹介

鳥丸光広(からすまるみつひろ)を紹介 鳥丸光広作:聚楽第行幸和歌巻 晩年の烏丸光広が、和歌を揮毫(きごう)したもの。筆運びに彼独自のリズム感を発揮しており、奔放かつ自在な筆致が見どころの1つ。 鳥丸光広(からすまるみつひろ)天正7年~寛永1...
日本の書家

本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)を紹介

本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)を紹介 本阿弥光悦 本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)は、書・陶芸・漆芸・能楽・茶の湯などに携り、後世の日本文化に大きな影響を与えた人物として有名です。 永禄元年~寛永14年(1558~1637)光二の子。京都の生...
日本の書家

池大雅(いけのたいが)を紹介

池大雅(いけのたいが)について紹介 福原五岳筆 池大雅像 ※Wikipediaより 池大雅(いけのだいが)、江戸時代に活躍した文人画家、書道家です。享保8年~安永5年(1723~1776)、姓は池野、名は無名ありな、字あざなは貸成かしなり、...
中国の法帖

南朝・北朝では書風がちがう/南帖と北碑/中国南北朝時代は南と北とで書風が違った

書道において、よく「南朝風なんちょうふうの書」「北朝風ほくちょうふうの書」といった表現がされることがあります。 この「南朝」と「北朝」の違いとは何でしょうか。解説します。 南朝と北朝の書風  南北朝興亡年表 「南朝風なんちょうふうの書」「北...
楷書

【北魏の楷書】龍門造像記について詳しく解説/龍門石窟/龍門二十品

造像記ぞうぞうきとは、仏像をつくる際に発願者、製作の由来などを仏像の横に刻したものをいいます。龍門二十品りゅうもんにじっぴんは、北朝ほくちょうを代表する書跡として慎重されてきました。一画一画をゆるがせにしない筆づかい、質朴古拙さとただよう緊...