書論才葉抄について解説【全文現代語訳】 才葉抄とは 才葉抄さいようしょうとは、平安時代末期に著された書論しょろん書です。 世尊寺せそんじ家7代目の伊経これつねに、藤原教長ふじわらののりながが書道の奥義を口伝した内容が書かれています。 書道の秘伝を語った藤原教長について 藤原教長ふ...2023.11.21書論
書道の歴史明治時代の書道を解説【中国から来日した楊守敬による碑学派書道の流行】 明治時代の書道を解説 明治のはじめの書壇しょだんは、関東と関西で覇権が2つに分かれていました。関東では市河米庵いちかわべいあん・巻菱湖まきりょうこ・小島成斎こじませいさいそれぞれの流れがあり、一方関西では貫名菘翁ぬきなすうおうの流れ、さらに...2023.11.18書道の歴史
行書興福寺断碑について解説【臨書に使える全文拓本画像】 興福寺断碑こうふくじだんぴは、中国晋しん時代の書家・王羲之おうぎしの文字を集字して作られた碑です。集王聖教序しゅうおうしょうぎょうじょや蘭亭序らんていじょとともに、彼の書法を解明するうえでもっとも貴重なものの1つです。 興福寺断碑を臨書する...2023.11.042023.11.06行書中国の法帖
書道の歴史法性寺流について詳しく解説【藤原忠通を祖とする新書流】 法性寺流とは 法性寺流ほっしょうじりゅうとは、平安時代末期、藤原忠通ふじわらのただみち(1097~1164)を祖とする革新型の書流です。 法性寺流の書風は、平安時代の和様わようで優雅な書風に、雄渾ゆうこんさを加えた書風です。藤原忠通は、これ...2023.11.012023.11.11書道の歴史
書道の歴史世尊寺流(せそんじりゅう)について詳しく解説【書風・特徴】 世尊寺流(せそんじりゅう)とは 世尊寺流せそんじりゅうとは、平安時代に活躍した藤原行成ふじわらのゆきなりを祖とする和様書道の流派の1つです。後世の数多くの書流の源流に位置しています。 藤原行成が建立した世尊寺という寺院と、その行成の子孫が世...2023.10.302023.11.11書道の歴史
中国の法帖乙瑛碑(いつえいひ)について解説【書き方・特徴・書風・臨書作品に使える全文拓本画像】 乙瑛碑(いつえいひ)について解説 乙瑛碑 整本 東京国立博物館蔵 乙瑛碑いつえいひは、中国後漢ごかん時代、153年(元興元年)に建てられた碑です。 場所は、立碑のときからそのまま山東省さんとうしょう曲阜市きょくふしの孔子廟こうしびょうにあり...2023.10.212023.11.21中国の法帖隷書
習い事【おすすめ】書道筆「小春」を紹介/使いやすさ・美しさを求めた書道筆【悠栄堂「小春」】 「弘法こうぼう筆を選ばず」とはいいますが、自分の思い通りに動いてくれる筆に出会えたら、ストレスフリーで作品制作を行うことができます。 しかし、たくさん種類のある書道筆の中からしっくりくる筆を選ぶのはむずかしいですよね… そこで今回は、初心者...2023.10.132023.11.14習い事
中国の書家楊守敬(ようしゅけい)について解説/作品も紹介【中国清時代の書道家】 日本では明治めいじ時代ごろから篆書てんしょや隷書れいしょなど碑に刻した文字を尊重する碑学派ひがくはの書道が流行し始め、篆書や隷書の作品が盛んに書かれるようになりました。 これは、中国からやってきた楊守敬ようしゅけいという人物が日本にたくさん...2023.10.122023.10.13中国の書家
中国の書家康有為(こうゆうい)について解説【碑学派の書論を著した】 康有為おうゆういが著した書論『広芸舟双楫こうげいしゅうそうしゅう』は、碑学尊重の書論で、日本においても碑学派が流行するにあたって翻訳され、大きな影響をあたえました。 今回は、『広芸舟双楫こうげいしゅうそうしゅう』を著した康有為こうゆういとい...2023.10.062023.10.11中国の書家
中国の書家【清代の書道家】楊峴(ようけん)について解説/作品とその特徴 清しん時代初期、学書の対象とされはじめた漢碑かんぴの隷書は、清時代後期においても多くの人々によって学ばれ続けました。 漢碑のみを専門として、独自の様式を作り上げ、隷書の大家として後世に名をとどめるほどの人物となると、数は限られます。楊峴よう...2023.10.042023.10.05中国の書家