法帖– category –
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楷書
高貞碑(こうていひ)について解説/碑の内容・特徴・釈門なども
高貞碑(こうていひ)について 高貞碑の全体 高貞碑という人物について書かれています。 題額は12文字「魏故営州刺史懿侯高君之碑」は4行、1行3字で陽刻されています。その書風は装飾的な篆書で、めずらしいです。 碑文は楷書で24行、毎行46字に陰刻さ... -
中国の法帖
石門頌(せきもんしょう)について解説/臨書作品制作に使える石門頌の全文拓本画像
石門頌(せきもんしょう)とは 石門頌の全体 石門頌です。 磨崖碑(まがいひ)とは 摩崖碑とは、天然の岸壁を利用し、そこに文字を刻んだ作品をいいます。 現在、開通褒斜道刻石など13種(14石)の1つとして、陝西省漢中市の漢中市博物館内「石門十三品陳... -
行書
李邕の代表作品「李思訓碑」を紹介/臨書につかえる拓本画像/李北海
中国唐がつくられるなど、楷書が注目されました。 楷書は唐にかわって正式書体として使われるようになり、今日に及んでいます。 そのため六朝」という行書碑の名作を残しました。 唐時代の碑では、王羲之の文字から集字して作った集王聖教序や復福寺断碑が... -
楷書
一切経(いっさいきょう)について詳しく解説【日本ではじめて写経に使われた経典・金泥一切経と銀泥一切経・一日一切経・一筆一切経】
今回紹介する「一切経」は、日本に写経が伝わり、はじめて写経につかわれた経典です。 日本では、この一切経の写経がもりあがり、金色の文字で書いたり、とてもたくさんの人々の協力のもと1日で写経を完成させるというイベントが開かれたりしました。 今... -
楷書
礼拝写経を紹介【お経の文字を1文字書くごどに礼拝を行う写経方法/一字一礼・一字三礼・一行三礼・一巻三礼】
写経は、亡くなった方を供養し、成仏を願って行われました。 この想いを写経に表現するだけでなく、表現としては残りませんが1字1字に祈りを込めて筆を運びました。 このお経を写すにあたって、以下の3種類の祈りが行われました。 1字書くごとに1礼、... -
楷書
日本に写経(しゃきょう)が伝わる/日本独自の華やかな写経
写経のことをいいます。 中国大陸から日本に伝わり、日本でも写経が行われるようになりました。 日本に写経が伝わると、日本独自のとても華やかな装飾を施した作品としての写経が作られるようになります。今回は、日本に写経が伝わってから日本独自の華や... -
中国の法帖
王羲之が生きていた六朝時代の書風とはどのようなものだったのか/蘭亭序の複製本3つを紹介【ハ柱第一本・第二本・第三本】
私たちがよく知っている王羲之の蘭亭序ですが、じつは本物ではなく、後の時代の人によって複製されたものです。 真跡は現存しておらず、だれもその本物の文字がどのようなものだったのかわからないのです。 そのため、複製本である蘭亭序が当時の文字を正... -
中国の法帖
董其昌の代表作品:行草書巻(行草書羅漢賛等書巻)を紹介
行草書巻(行草書羅漢賛等書巻)について 行草書巻は、明代の書家、董其昌の代表作品の1つです。 紙本、31.0×479.5㎝。東京博物館蔵。 書写年代は、1603年(万暦31年)、董其昌が49歳のころにあたります。 内容は「羅漢賛」2首、「初祖賛」、「送僧遊五... -
行書
董其昌の行書作品:菩薩蔵経後序を紹介・釈門
菩薩蔵経後序(ぼさつぞうきょうこうじょ)について 菩薩蔵経後序は、明代の書家、董其昌の代表作品の1つです。 本福12幅、紙本、26.8×12.5㎝。台北故宮博物院蔵。 書写年代は、戊午(1618)5月8日の落記があります。董其昌が64歳の時の作品です。 臨書... -
楷書
美人董氏墓誌(びじんとうしぼし)について解説/臨書に使える全文の拓本画像・釈門も記載
美人董氏墓誌(びじんとうしぼし)について解説 美人董氏墓誌の全体 美人董氏墓誌です。 墓誌(ぼし)とは 墓誌とは、お墓におさめられている亡くなった方の情報が彫られた石碑のことです。 中国清時代の嘉慶・道光年間(1796~1851)に陝西省興平県で出土...