法帖– category –
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蘇軾の黄州寒食詩巻の内容・特徴を解説:釈文も記載
蘇軾「黄州寒食巻」 この記事では、蘇軾の内容・特徴を解説していきます。 また、釈文も記載しました。 黄州寒食詩巻の基本情報 蘇軾の黄州寒食詩巻#1(クリックで高画質表示) 作者:蘇軾 時代:元豊5年(1082) 紙本 33.5×118.0cm 台北・故宮博物... -
黄庭堅(こうていけん)について解説/書風の特徴・代表作品:松風閣詩巻を紹介
黄庭堅たちによる新しい文化が芽生えます。 書の分野でも、それまでの守旧的なものに対して、精神の自由な発露を革新的な表現に盛ろうとする者たちが現れました。 黄庭堅もその1人です。 今回は、黄庭堅の人生を理解し、彼の書にどのような思いが込められ... -
高野切第一種・第二種・第三種について時代や特徴を解説
高野切は、私たちが学ぶかなの古典の中でもっとも有名なもの、そして最も正統的だと考えられています。 今回は、高野切とは一体どのようなものなのかを解説していきます。 高野切について 高野切第三種 巻十九断簡 ※クリック/タップで拡大 「高野切」と... -
顔真卿の行書作品「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」について解説/内容・書風・特徴
顔真卿と言えば数多くの碑石に残っている謹厳な楷書ですが、それらは顔真卿の公的な場における表向きの書です。 彼の人間性を直接に伝えるものは、草稿として自分の思いを率直に書き連ねた「祭姪文稿」のいわゆる「三稿」があります。 本記事では、そのな... -
孫過庭の書譜について、内容、書風、特徴を紹介
孫過庭として、高く評価されてきました。 今回は、孫過庭について、書譜の内容、書風、特徴を紹介していきます。 孫過庭について 孫過庭像 孫過庭は、唐時代の書人です。孫過庭本人についての伝記には諸説があり、はっきりとしたことは分かっていません。 ... -
智永の真草千字文:内容や智永の制作意図とは
千字文は、習字帖として古くから中国・日本で活用され親しまれてきました。 今回は、千字文の現存最古の古典である王羲之7世の孫、智永の「真草千字文」について紹介していきます。 智永について 智永の住職となり、積年書を学び、彼の書を求めるものが多... -
王羲之の十七帖について、内容や書風、特徴、いろいろな種類の拓本を解説
十七帖は草書を習得するため古来より草書の典型とされ、多くの人に尊重されてきました。 今回は、十七帖について、内容や書風、特徴、いろいろな十七帖の拓本を解説していきます。 十七帖について 十七帖(じゅうしちじょう)は、王羲之の手紙29通を集めて... -
風信帖の内容を全文現代語訳で紹介
風信帖)計3通をつなげて1巻に仕立てた総称です。 こちらでは、風信帖3通の内容を全文現代語訳で紹介します。 第1通「風信帖」 釈文 風信雲書、自天翔臨。披之閲之、如掲雲霧。兼恵止観妙門、頂戴供養、不知攸厝。已冷。伏惟法體何如。空(海)推常、... -
王羲之:蘭亭序の内容を全文現代語訳で紹介
書道をされている方なら必ず知っているであろう王羲之の蘭亭序。 漢文で訳も分からず書いているけど、一応意味も知っておきたいと思いませんか? 今回は王羲之の蘭亭序の現代語訳を全文を紹介します。現代風に意訳した部分や、新字体を用い、現代かな使い... -
王羲之の字を集めた集王聖教序:碑文の内容、字の集め方などを解説
今回は、集王聖教序の呼び方で、どういったものなのか、文の内容などを解説していきます。 集王聖教序の概要 「集王聖教序の真跡から文字を集めて(集字して)作られた碑の拓本です。 当時の都であった長安という僧侶が24年の歳月をかけて完成させ、672年...