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世尊寺流(せそんじりゅう)について詳しく解説【書風・特徴】
世尊寺流(せそんじりゅう)とは 世尊寺流を祖とする和様書道の流派の1つです。後世の数多くの書流の源流に位置しています。 藤原行成が建立した世尊寺という寺院と、その行成の子孫が世尊寺家を名乗り、代々そこを住居としたことから世尊寺流と呼ばれる... -
乙瑛碑(いつえいひ)について解説【書き方・特徴・書風・臨書作品に使える全文拓本画像】
乙瑛碑(いつえいひ)について解説 乙瑛碑 整本 東京国立博物館蔵 乙瑛碑時代、153年(元興元年)に建てられた碑です。 場所は、立碑のときからそのまま山東省にあります。現在は孔子廟内の東廡「漢魏碑刻陳列室」(通称「孔廟碑林)に置かれています。 ... -
書道筆「紫乃」の魅力:初心者からプロまで愛される万能筆の秘密
書道を始めようと思ったとき、まず悩むのが「どの筆を選べばいいの?」ということではないでしょうか?市場には様々な種類の筆があって、どれが自分に合っているのかわからない…そんな悩みを抱えている方も多いと思います。 そんなあなたに、ぜひおすすめ... -
楊守敬(ようしゅけい)について解説/作品も紹介【中国清時代の書道家】
日本では明治の書道が流行し始め、篆書や隷書の作品が盛んに書かれるようになりました。 これは、中国からやってきた楊守敬という人物が日本にたくさんの碑版法帖を持ち込んだことがきっかけとされています。 今回は、日本に碑学派が流行する仕掛け人とな... -
康有為(こうゆうい)について解説【碑学派の書論を著した】
康有為』は、碑学尊重の書論で、日本においても碑学派が流行するにあたって翻訳され、大きな影響をあたえました。 今回は、『広芸舟双楫という人物について解説します。 康有為(こうゆうい)について解説 康有為 康有為の名著ものこしています。 1858年(... -
【清代の書道家】楊峴(ようけん)について解説/作品とその特徴
清の隷書は、清時代後期においても多くの人々によって学ばれ続けました。 漢碑のみを専門として、独自の様式を作り上げ、隷書の大家として後世に名をとどめるほどの人物となると、数は限られます。楊峴ははそのなかの最たる存在といってよいでしょう。 今... -
蓬萊切(ほうらいぎれ)について解説【作者・読み方】
蓬萊切(ほうらいぎれ)について解説 蓬萊切 五島美術館蔵 蓬萊切(切とは断簡のこと)は、『拾遺抄』『拾遺和歌集』から4首、『後撰和歌集』から1首を書写した古筆断簡です。 もともとは巻子本でしたが、昭和9年(1934)1首ずつ5枚に分割されました... -
初唐の三大家とは?【彼らの功績・代表作品とその特徴】
『初唐の3人を合わせた総称です。 それぞれ独自の書風と特徴を持つ代表的な作品は、楷書の発展に大きく貢献しました。彼らは書道の歴史において非常に重要な存在となっています。 この記事では、初唐それぞれ3人の生涯や代表作、その書風などについて詳し... -
関戸本古今集(せきどぼんこきんしゅう)について解説/臨書に使える画像
関戸本古今集について解説 関戸本古今集 関戸本古今集の作者は、伝藤原行成です。 名称由来は、名古屋の関戸家に零本が伝来したことにちなんでいます。 書写内容は『古今和歌集』です。 装丁は綴葉装の冊子本です。書写年代は11世紀半ばです。 料紙は紫、... -
関戸本和漢朗詠集について解説
関戸本和漢朗詠集について 関戸本和漢朗詠集 関戸本和漢朗詠集筆とされています。 関戸本和漢朗詠集の名称の由来は、名古屋の関戸家に伝来したことからこの名称がつけられました。 書かれている内容は、『和漢朗詠集』です。 装丁は巻子本、書写年代は11世...