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関戸本和漢朗詠集について
関戸本和漢朗詠集の作者は、伝藤原行成筆ですが、実際は源兼行筆とされています。
関戸本和漢朗詠集の名称の由来は、名古屋の関戸家に伝来したことからこの名称がつけられました。
書かれている内容は、『和漢朗詠集』です。
装丁は巻子本、書写年代は11世紀半ば、料紙は白、紫、緑、藍などの染め紙です。
関戸本和漢朗詠集の釈門
霞
霞光曙後殷於火草色晴来嬾似煙白
鑚沙草只三分許跨樹霞纔半段餘菅
きのふこそとしはくれしかはるがすみ
かすがのやまにはやたちにけり人丸
はるがすみたゝるやいづこみよしのゝよし
のゝやまにゆきはふりつゝ
あさひさすみねのしらゆきむらぎえて
はるのかすみはたなびきにけり兼盛