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顔真卿(がんしんけい)について詳しく解説【彼の壮絶な人生、書風の特徴、書き方を解説】
盛唐の中の双璧とされています。 顔真卿の楷書は、独自性を強く打ち出した豪快な書風で、楷書の表現に大きな変革をもたらしました。 初唐の三大家(欧陽詢)に顔真卿を加えて「唐の四大家」といわれます。 今回は、顔真卿とはどんな人だったのか、彼の書風... -
米芾(べいふつ)について詳しく解説【代表作品や書風・特徴逸話・エピソードも紹介】
北宋」と呼びます。 そのなかでも米芾はとくに晋時代の古雅な趣をうまく取り入れて、新鮮で独特な書きぶりを示した書道家であり、研究者としても歴代の書跡を理論的に鑑定し、現在の中国書道史研究にも大きく貢献している人物です。 今回は、米芾とはどん... -
高野切第一種・第二種・第三種について時代や特徴を解説
高野切は、私たちが学ぶかなの古典の中でもっとも有名なもの、そして最も正統的だと考えられています。 今回は、高野切とは一体どのようなものなのかを解説していきます。 高野切について 高野切第三種 巻十九断簡 ※クリック/タップで拡大 「高野切」と... -
顔真卿の行書作品「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」について解説/内容・書風・特徴
顔真卿と言えば数多くの碑石に残っている謹厳な楷書ですが、それらは顔真卿の公的な場における表向きの書です。 彼の人間性を直接に伝えるものは、草稿として自分の思いを率直に書き連ねた「祭姪文稿」のいわゆる「三稿」があります。 本記事では、そのな... -
書物の複製:臨・摹・硬黄・響搨・搨模・双鉤填墨・模勒上石
現在のように写真機、印刷機のない時代、何かを写すには、書き写すほかにはありませんでした。 昔の複製技法には全部で臨というものがあります。 また、石に筆跡を記録することを模勒上石といいます。 今回は、混用されやすいそれぞれの複製方法について解... -
書論とは?書道をする際に役に立つ書論の読み方を紹介
書論とは 書論とは、「中国書学」の理論、または「中国美学」のなかの「書法」としての理論です。 簡単に言うと、書をめぐるさまざまな議論を指します。 もちろん、その議論は書き記されていないと残りませんから、基本的には書物や文献の形で伝わるものを... -
孫過庭の書譜について、内容、書風、特徴を紹介
孫過庭として、高く評価されてきました。 今回は、孫過庭について、書譜の内容、書風、特徴を紹介していきます。 孫過庭について 孫過庭像 孫過庭は、唐時代の書人です。孫過庭本人についての伝記には諸説があり、はっきりとしたことは分かっていません。 ... -
書道パフォーマンスが生む新たな可能性
書道離れが話題になってから数年が経ちますが、高校生の書道界は今、とても元気だと言われています。その理由の一つが、書道をポップでダイナミックなものに進化させた「書道パフォーマンス」の存在です。 一方で、「伝統的な書道を守りたい」と考える人々... -
智永の真草千字文:内容や智永の制作意図とは
千字文は、習字帖として古くから中国・日本で活用され親しまれてきました。 今回は、千字文の現存最古の古典である王羲之7世の孫、智永の「真草千字文」について紹介していきます。 智永について 智永の住職となり、積年書を学び、彼の書を求めるものが多... -
篆刻のやり方:基本的な知識や技法を解説
普段書に親しんでいる人でも、篆刻となると難しそうだとしり込みしてしまう人も多いと思います。 篆刻自体、非常に奥が深く、その本質を極めることは至難の業ですが、趣味としての篆刻は基本を学べば誰でも気軽に取り組め、楽しむことができます。 今回は...