中国の書家

行書の第一人者:趙孟頫(ちょうもうふ)とはどんな書家なのか、代表作品も紹介

趙孟頫ちょうもうふは宋そう末に生まれ、13世紀から14世紀にかけて活躍し、元げん王朝の書壇を従わせた書家です。 また、中国歴代を通じての大家であり、書だけでなく、画・詩・文にも大きな足跡を残しました。 今回は、趙孟頫とはどんな書家だったのか...
中国の法帖

曹全碑 全文 日本語訳

曹全碑の内容は、曹全(人名)の官僚・武将としての功績を記したものです。 \使いやすさを追求した書道筆/ 曹全碑 全文 日本語訳 君は、諱いみなは全ぜん、字あざなは景完けいかん。敦煌效国とんこうこうこくの出身の人です。その先祖は、おそらく周室...
中国の書家

董其昌(とうきしょう)について解説/彼の書に対する考え、代表作品を紹介

董其昌(とうきしょう)は明みんの時代の書家で、とくに行草作品が有名です。 今回は、董其昌はどんな人だったのか、彼の書に対する考え、代表作品を紹介していきます。 \使いやすさを追求した書道筆/ 董其昌の基本情報 董其昌 董其昌とうきしょう(1...
中国の書家

文徴明(ぶんちょうめい)について解説/書風の特徴など

\使いやすさを追求した書道筆/ 文徴明の基本情報 文徴明ぶんちょうめい(1470~1559)は、最初の名称は壁へきでした。 字あざなを徴明と言っていましたが、のちに名前を徴明、字を徴仲ちょうちゅうと改めました。 雅号がごうは衡山こうざん、ま...
中国の書家

【宋の四大家】蔡襄(さいじょう)について解説/書道作品を紹介/どうして三大家から外されたの?

「宋そうの四大家したいか」とは、北宋時代に活躍した書人、蔡襄さいじょう・蘇軾そしょく・黄庭堅こうていけん・米芾べいふつの4人の総称のことをいいます。 北宋の仁宗じんそう(北宋の第4代皇帝)のころから新しい書風がおき、そのような中で特に良い書...
行書

米芾の蜀素帖(しょくそじょう)を詳しく解説/臨書の書き方・特徴、内容、全文の画像・釈文・現代語訳を紹介

蜀素帖(しょくそじょう)は、中国の北宋ほくそう時代の書家・米芾べいふつ(1051~1107)のもっとも有名な作品です。 今回は、蜀素帖しょくそじょうについて特徴や文章の内容、全文の釈門・現代語訳を紹介します。 蜀素帖について解説 米芾の蜀素...
中国の書家

倪元璐(げいげんろ)について解説/作品の特徴・作品紹介

倪元璐(げいげんろ)は、個性がひしめく明末みんまつ書壇しょだんのなかでもとくにユニークな作品を書いた書家です。 そんな倪元璐について、どんな人だったのか、作品の特徴を解説していきます。 \使いやすさを追求した書道筆/ 倪元璐(げいげんろ)の...
中国の書家

張瑞図(ちょうずいと)について解説/張瑞図の書法の特徴/作品紹介

中国の書道は、明みん時代末から清時代の初期にかけて、これまでの伝統的な書風にこだわらない個性的な表現に向かいます。 革新的な書家が多くあらわれ、縦長の長条幅ちょうじょうふく作品・書風は連綿草れんめんそうの表現が流行しました。 今回紹介する張...
中国の書家

山傅(ふざん)について解説/書道作品の特徴・書き方を紹介/作品も紹介

山傅(ふざん)は、明末清初みんまつしんしょの長条幅ちょうじょうふくの連綿書れんめんしょを代表する書家です。 明末から清初にかけては、自我を強く打ち出し、魏晋時代の伝統的な書風にこだわらない個性的な表現が流行します。革新的な書人が多く現れ、と...
行書

蘇軾・黄庭堅・米芾が代表される宋時代以後、行草書の法帖が増えた理由

欧陽詢おうようじゅんなど初唐の三大家などに代表される唐時代は、楷書の法帖が多いのに対して、蘇軾そしょく・黄庭堅こうていけん・米芾べいふつが代表される宋時代以降、行草書の法帖が多くなります。 これには唐から宋にかけての文化の変革によるものがあ...