書論

入木抄(じゅぼくしょう)について解説/内容を現代語訳で紹介

\使いやすさを追求した書道筆/ 入木抄(じゅぼくしょう)について解説 入木抄じゅぼくしょうは南北朝時代に、尊円法親王そんえんほうしんのうが後光厳天皇ごこうごうてんのうに書道の入門書として上奏したものです。 上奏とは言っても、尊円法親王は55...
書論

夜鶴庭訓抄(やかくていきんしょう)について解説/内容を現代語訳で紹介

夜鶴庭訓抄やかくていきんしょうは、世尊寺家せそんじけの6代目当主、藤原伊行ふじわらのこれゆきが著した、書道についての最も古い口伝書です。 平安時代後期に作成されたのですが、これが日本において最も古い書論とされています。 最も古いことから後世...
楷書

皇甫誕碑(こうほたんひ)について解説/特徴・書き方/臨書に仕える全文画像も掲載/欧陽詢の楷書作品

\使いやすさを追求した書道筆/ 皇甫誕碑について解説 皇甫誕碑の原碑 皇甫誕碑#1 タップ/クリックで拡大 皇甫誕碑こうほたんひは、皇甫誕という人物の功績を称たたえる内容の碑です。 碑文は于志寧うしねいが撰文し、文字は欧陽詢おうようじゅんが...
楷書

温彦博碑(おんげんはくひ)について解説/欧陽詢の楷書作品

\使いやすさを追求した書道筆/ 温彦博碑について 温彦博碑の原石 唐とうの太宗たいそう皇帝の墓地、昭陵しょうりょうの周囲には、陪葬ばいそうを許された功臣の石碑が多く建てられています。 温彦博碑おんげんはくひは、その昭陵しょうりょうの陪葬ばい...
楷書

化度寺碑について解説/欧陽詢の楷書作品

\使いやすさを追求した書道筆/ 化度寺碑について解説 化度寺碑 敦煌本 化度寺碑けどじひは、隋ずい・唐とう間における三階教さんがいきょうの名僧、邕禅師ようぜんじを葬った舎利塔しゃりとうの銘文が書かれていいます。 正しくは「化度寺碑故邕禅師舎...
楷書

欧陽詢の楷書作品4つすべてを紹介/九成宮醴泉銘・化度寺碑・温彦博碑・皇甫誕碑

欧陽詢おうようじゅんは、唐とう時代に楷書の典型を確立した人物です。 そんな彼の遺した楷書作品は、以下の4つが伝わっています。 九成宮醴泉銘きゅうせいきゅうれいせんめい(貞観6年・632) 化度寺碑けどじひ(貞観5年・631) 温彦博碑おんげ...
中国の法帖

王羲之の楷書作品【小楷】を紹介/「楽毅論」「黄庭経」「東方朔画賛」

王羲之おうぎしは衛夫人と叔父の王廙おうよくに書を学びましたが、2人とも鍾繇しょうようの楷書を習った書家です。 このことからいえば、王羲之おうぎしの楷書は鍾繇しょうようをもとにしており、「鍾派」に属するのです。 王羲之が生きた東晋とうしん時代...
書論

王羲之の書論「自論書」を紹介/内容・現代語訳・原文

\使いやすさを追求した書道筆/ 自論書について/内容 自論書じろんしょは、王羲之おうぎしが書いた書論しょろんです。 書論しょろんとは、書について語られた文章のことです。 王羲之おうぎしの書論しょろんとして伝わるものはほとんどが後世に作られた...
中国の書家

鍾繇(しょうよう)について解説/鍾繇は王羲之が学んだ書家

書体が時代が進むにつれてうつり変わっていったなかで、もっとも大きな変化が起きたのは漢かん末から魏ぎ・晋しんへかけての、篆書てんしょ・隷書れいしょから楷書・行書・草書への移行でした。 このような時代にもっとも書をよくし、またもっとも指導的地位...
日本の書家

和様の書/書道においての【和様】とは?中国風と日本風の境界線はどこ?

\使いやすさを追求した書道筆/ 和様の書とは 「和様」について、『広辞苑こうじえん』によると、 日本在来の風。日本風。日本流。 鎌倉時代の大仏様・禅宗様建築に対し、平安以来わが国に行われてい来た系統の建築様式。蓮華王院本堂・興福寺東金堂など...